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【一口コラム】 キヤノン PowerShot G12 10代目のG 〜フラグシップ・コンパクトデジタルカメラ キヤノンのPowerShot Gシリーズは、同社のコンパクトデジカメの代名詞でもある。初代のG1が2000年に発売され、その後概ね毎年新機種が登場してきた。G12は、記念すべき10代目となる。 G1は、色こそシルバーであったものの、四角いボディに丸型レンズというデザインはG12に至るまで引き継がれてきた。1/1.8型334万画素CCDセンサーに、35mm換算で34mmから102mmまでの光学3倍ズーム、1.8型バリアングル液晶モニター、光学ファインダー内蔵、というG1を改めて見ると、この11年間で変わったものと受け継がれてきたものが見えてくる。 G12では、1/1.7型1000万画素CCDセンサーに、35mm換算28mmから140mmの光学5倍ズーム、2.8型バリアングル液晶モニター、光学ファインダーが内蔵されているが、G1と比べると、センサー素子が最新のものに変わったこと、レンズが広角望遠両側で伸ばされたこと、液晶モニターが大型化されたことが大きな違いであり、逆に言えばG1の時のコンセプトはそのまま生かされ続けてきたわけである。 他方、カメラとしての使い勝手ということで見れば、やはりこの11年間の進化は、小さいようで大きい。G1では設定可能なISO感度は最大で400であり、RAWには非対応、動画もQVGA(320x240)で最大30秒まで、手振れ補正機能も搭載されていなかった。また、当然ながら、カメラ内でのイメージフィルター機能も実装されていない。 G12では、ISO12800まで設定可能であり、ISO1600までであればノイズレベルもそれほど気にならない。RAW対応、レンズ内手振れ補正機能搭載、1280x720のハイビジョン動画撮影可能と、最新のデジタルカメラならではの性能が付与されている。また、2006年に登場したG7からの精悍なブラックボディは、Gシリーズが、まぎれもないフラグシップ・コンパクトデジタルカメラであることを語っている。 さて、G1からG12へと移っていく中で一番大きく変わった点は、実はこれら以外にあることにお気づきだろうか。 そう、その通りである。一番変わったのは値段である。G1の希望小売価格は税別115,000円で、量販店でも10万円前後の価格で販売されていた。「一眼テクノロジーを凝縮したフラグシップモデル」が3万円台で入手できる現在を、まずは素直に喜びたい。 |
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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