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特集 X20

富士フイルム X20 ~実用性と描写性能が大幅に向上

富士フイルム X20  by Inaba Kunio    実用性と描写性能を大幅に高めた高級コンパクト  評価:5.0
富士フイルム  X20 FUJIFILM

1.富士フイルム X20の位置づけと概要

 実用性と描写性を大幅に高めたカメラ

 当初の予定よりは1週間遅くなりましたが、いよいよX20が発売となりました。前機種であるX10はブラックモデルだけでしたが、X20ではシルバーモデルも用意されているのが、まず目に留まります。基本的なデザインテイストは、同時に発売となったX100Sと同じものの、並べてみると一回りコンパクトに仕上がっています。

 X100Sも内部が大幅に進化していましたが、同じことがX20についても言えます。外見上はほとんど変わらないだけに、実際に手に取って撮影すると、X10とは違うカメラとなっていることに驚くのではないかと思います。

 常用可能となった実像式光学ファインダー

富士フイルム FUJIFILM X20
X20の実像式光学ファインダーの接眼部。X10よりも大幅に進化した。

 まず、X10/X20の特徴である実像式光学ファインダーが大幅に進化しました。X20のファインダーは、ズームレンズに連動はしましたが、これだけで撮影するのは少々厳しかったと思います。その一番の理由は、ファインダー内に一切の情報は表示されなかった点にあります。

 実像式光学ファインダーのメリットは、被写体への追随性が高くクリアーな視野で撮影ができる点です。日常的なスナップなど、速写性という点で強みを持っていますので、もしファインダー内に撮影に必要な情報が表示されれば、ファインダーを覗くだけで撮影を完結させることもできます。今回、X20ではデジタルトランス液晶を組み込むことで、シャッタースピードや絞り、ISO感度などの情報表示を可能にしました。

 同時に、新たにアイセンサーを搭載することで、省電力性を維持しつつ、構えるだけで情報表示をすることもできるようになっています。

 他方で、実像式光学ファインダーは、撮影に用いる光学系とは別のファインダー用光学系を使うことから、特に近くの被写体撮影時には視差(パララックス)が発生しやすくなるなど、正確な構図の面で弱点もあります。その意味では、もともとスナップ的な撮影シーンに適したカメラでしたので、今回のファインダー強化は「カメラの強みをさらに強化する」進化であると思います。

 解像力と高感度性能をはじめ描写力がアップ

 次のポイントは、描写性能が向上した点です。X20のイメージセンサー有効画素数は1200万画素でありX10と同じですが、ローパスフィルターレス「X-Trans CMOS II」となっています。画像処理エンジンも「EXR Processor II」に進化したことで、解像感が25%、ノイズも30%軽減されています。実際のテスト結果は「描写力チェック」のところに掲載していますが、X10よりも明らかに向上していることが確認できました。

 デジタル一眼レフやX100Sとの違いは小さくはありませんが、それでもこれだけの描写力を持っていれば、日常的な撮影シーンのほとんどをカバーできます。高級コンパクトカメラとしての役割を、十分果たす実力を持っていると感じました。

 オートフォーカスをはじめ動作を高速化

 もう一つ重要な点は、オートフォーカスをはじめ、動作全体のレスポンスが向上した点です。撮りたいときに、素早く、テンポよく撮れることは、撮影する楽しさを高めてくれ、「撮ろう」という気にさせてくれます。富士フイルムによれば、起動時間0.5秒、AF最速0.06秒、シャッタータイムラグ0.01秒、撮影間隔0.5秒の高速動作を実現しています。

 また、連写性能の向上もポイントです。X10の7コマ/秒が12コマ/秒になるとともに、JPEGで11コマの連続撮影が可能となっています。RAWについては公表されていませんが、実測では8コマの撮影が可能でしたので、コンパクトカメラとしては十分なレベルであると思います。

 X20が想定しているユーザー層

 X20の特徴は、日常的なシーンをカバーできる光学4倍ズームを搭載し、高い描写性能を持ち、実像式ファインダーを中心にテンポよく軽快に撮影できるカメラ、と表すことができます。常に手の届くところに置いておき、気軽に持ち出して使うのに、最も適しているように思います。その意味では、まさにXシリーズの中軸を担うカメラと言えるかもしれません。

 今回、X20をテストしてみて感じたのは、X10で気になった点がきれいに対応されている点です。X100からX100Sへの進化もそうでしたが、富士フイルムがきちんとユーザーの声を製品開発に反映していることを実感しました。

 それでは実際に、「実用性と描写性を大幅に高めたカメラ」、X20の実力をテストしてみます。

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2.富士フイルム X20を開封し外観をチェック

  X20を開封する

 富士フイルムXシリーズ第二弾、X10の後継機が販売開始となりました。X10が登場したのは2011年10月ですので、約1年半でのモデルチェンジです。X10と比較すると、イメージセンサーが新しくなるとともに、光学ファインダー内に情報表示ができるようになった点が目立ちます。

 また、ボディカラーはブラックに加えてシルバーも用意されています。今回はブラックモデルを購入しましたが、クラシカルなデザインですのでX100Sのようにシルバーモデルも良い感じがしました。

 店頭での実売価格は5万円台中頃です。X10登場時は6万円前後でしたので、やや買いやすい値段に下がっているようです。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 X20のパッケージ。ボディサイズの割にコンパクトなパッケージです。黒を基調としたXシリーズ共通のデザインで、カメラ本体の写真が印刷されています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 外箱を開けると、使用説明書等が入ったトレーが目に入ります。この中には、使用説明書以外にもソフトウェアCD-ROMや保証書等が入っています。なお、使用説明書の簡単な訂正表も入っていました。富士フイルムのホームページに掲載されている使用説明書は訂正前のものとなっていますので、注意が必要です。(2013年2月25日現在)

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 トレーを上げると、その下からカメラ本体や付属品が顔を出します。カメラ本体には、アルミ製のレンズキャップが装着されています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 パッケージに入っている付属品です。左上から、使用説明書、CD-ROM、バッテリーチャージャーBC-50B、プラグアダプター、ショルダーストラップ、専用USBケーブル、バッテリーNP-50、ストラップリング取り付け補助具、ストラップリングカバー、ストラップリング、レンズキャップ。なお、付属する保証書は国内でのみ有効なものとなります。

 富士フイルム X20の本体をチェック

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ重量の実測値は333gでした。メーカー公表値もボディのみで333gです。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ前面。ほぼX20と同じですが、ファインダー部の右側に機種名である「X20」が刻印されています。ちなみにX10では、ボディ上面に刻印されていました。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ液晶面側。こちらもX10と同じですが、液晶パネル左側にある連写ボタンは、X10では「AF選択ボタン」で、コマンドダイヤル上側にある「AF」は「DRIVE」となっていました。また、右下のQボタンは、X10では「RAW」ボタンでした。このあたりは、X100からX100Sへの変化と同じです。アクセサリーシューの下にあった「MADE IN JAPAN」の刻印位置も、液晶右下に移っています。
 なお、ファインダー接眼部の右にアイセンサーが新設されています。光学ファインダー内情報表示と合わせ、「使えるファインダー」に進化しています。


富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ液晶面。こちらもX10と同じですが、左側のFUJIFILMの下にあった「X10」の刻印は、ボディ前面に移動しています。また、モードダイヤル上で「SR」と刻印されているのは「アドバンスドSRモード」で、X10では「EXR」となっていました。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ底面。X10と同様に、三脚用の穴はレンズ光軸からシフトされています。その左にある3つの穴はスピーカーです。
 バッテリー室の蓋に印字されている10のマークは、中国RoHS(電子情報製品汚染規制管理規則)対応表示を示すもので「電子情報製品に含有する有毒有害物質の漏洩、変化、電子情報製品の使用により、環境に深刻な汚染、身体または財産に深刻な損害を与えない期限」です。この場合には、対象6物質が、閾値(鉛・水銀・六価クロム・PBB・PBDE:1000ppm、カドミウム:100ppm)を超えて含有されており、環境保護使用期限が10年であることを意味します。


富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ左側面です。こちら側にはストラップ取付部のみがあります。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ右側面には、外部接続端子が置かれています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディの右上には「X20」のロゴが刻印されています。X10ではここは無地でしたが、機種名が入っている方が締って見えると思います。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ前面には、フォーカスモード切換レバーがあります。X10と同じものですが、コンパクトカメラでこうしたレバーがある機種は限られています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ前面の左肩にあるランプは、AF補助光とセルフタイマーを兼ねています。その上にある穴は、ステレオマイクのR側です。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 レンズ正面。レンズ自体はX10と同じもので、9群11枚、非球面レンズを3枚用いています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 軍艦部右側のメインコントロール部。大型のモードダイヤルと露出補正ダイヤルが特徴的です。X100Sではシャッターボタンの同軸に電源スイッチがありましたが、X20はズームレンズの伸長・沈胴で電源のON、OFFとなります。
 シャッターボタンにはケーブルレリーズ用の溝が切ってあります。


富士フイルム  X20 FUJIFILM

 手前に見えるダイヤルはメインコマンドダイヤルで、回すだけでなく押すことも可能です。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ホットシュー。レンズ光軸からはややシフトしています。ここにはクリップオンフラッシュEF-20、EF-42、EF-X20や外部ステレオマイクMIC-ST1の装着が可能ですが、端子自体は標準のレイアウトになっていますので、社外品も使用できるものと思われます。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 軍艦部左肩。X10では、FUJIFILMのロゴの下にX10も刻印されていました。その前にあるのは内蔵ストロボです。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 光学ファインダーの接眼部。接眼部の右にあるのが新設されたアイセンサーです。接眼部左は視度調整ダイヤルです。さらに左にあるのは、内蔵ストロボのポップアップスイッチ。機械式のため、電源が入っていない状態でもポップアップします。

富士フイルム X10 FUJIFILM

参考:X10のファインダー部

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ液晶面のメインコントロール部。コマンドダイヤルの上側とQボタンが変更されていますが、基本的にはX10のものを踏襲しています。
 X10ではアクセサリーシューの下側にあった「MADE IN JAPAN」の刻印が、ボディ下部に移っています。


富士フイルム X10 FUJIFILM

参考:X10のコントロール部。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 液晶左側にあるボタン。下から2番目の「連写ボタン」は、X10では「AF」でした。コマンドダイヤル上側と機能が入れ替えられています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 レンズを沈胴した状態。この状態では電源OFFとなります。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ズームレンズを伸長させ、28mmの指標のところまで回すと、本体の電源が入ります。この状態でレンズ長は最短となります。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 レンズを望遠端までズームさせた状態。この時が一番長くなります。レンズフードは、先端の溝を使って装着します。

富士フイルム X20 FUJIFILM

参考:レンズフード付プロテクトフィルターセット。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 内蔵ストロボをポップアップさせた状態。レンズは広角端です。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 バッテリー室の蓋を開けた状態。ここにはバッテリーとともにメモリーカードも格納されます。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が前側となります。バッテリー自体はどちら向きでも入るため、オレンジライン側を取り外しつまみ(オレンジ色)にあわせる必要があります。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ボディ右側面にある外部接続端子。上から、USBマルチコネクタ―、HDMIミニ端子となります。なお、X10ではNTSC/PAL方式のビデオ出力にも対応していましたが、X20では省略されています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 X100S(左側)とX20(右側)。サイズは一回り違います。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 X100S(左側)とX20(右側)。液晶パネルはどちらも2.8型46万ドットのパネルとなります。インターフェースはほぼ共通しています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 X100S(左側)とX20(右側)。イメージセンサーのアスペクト比は、X20の3:2に対し、X100Sでは4:3となります。そのため、静止画最大サイズの画像撮影時には、X20の方が画像が大きく表示されます。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 X100S(左側)とX20(右側)。ボディサイズは異なるものの、基本的なデザインは共通しています。X100Sでは、絞りとシャッタースピードはダイヤルでの設定ですが、X20ではレバー等を使用して行います。そのため、シャッタースピードダイヤルのかわりにモード設定ダイヤルが置かれています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 付属のレンズキャップ。左側のX100S用に対し、右のX20用は一回り小型です。どちらもアルミ製で高級感があります。

 バッテリー関係をチェック

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 付属するバッテリーチャージャーBC-50B。NP-50の充電には、最大で110分かかります。なお、X10も同じNP-50を使いますが、こちらにはバッテリーチャージャーBC-45Wが付属していました。BC-45Wはプラグ部分が回転する構造となっていましたが、NP-50の充電には140分必要でした。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 チャージャーはプラグ部分が交換可能となっています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 日本向けに同梱されているプラグアダプター。出荷先によって異なります。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 プラグアダプターを取り付けた状態。プラグ部分は回転しません。


富士フイルム  X20 FUJIFILM

 付属するバッテリーパックNP-50。容量は3.6V 940mAh。静止画で約270枚の撮影が可能です。

 X20の付属品をチェック

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 付属するレンズキャップ。X20のものと同じで、材質はアルミニウムです。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 レンズに当たる部分にはフェルトが貼付されています。レンズへの装着はかぶせ式ですが、密着するため脱落はあまり気にしなくても良いと感じました。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 付属するショルダーストラップ。しっかりとしたつくりですが、機種名の部分は印字となっています。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 付属するUSBケーブル。パソコンやプリンター等との接続に使用します。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ストラップ取付部は、Xシリーズ共通の三角環方式となります。三角環リングはユーザーが装着するため、補助具が付属します。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 ストラップリングによってボディに傷がつかないよう、ストラップリングカバーも付属します。

富士フイルム  X20 FUJIFILM

 付属するストラップリング。補助具を使うと装着も容易ですが、できれば最初から付いていれば、という気がします。

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3.富士フイルム X20の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 X20は、新型の有効1200万画素2/3型X-Trans CMOS IIセンサーを搭載しています。基本感度はISO100で、標準でISO12800まで設定可能です。拡張設定はありません。
 なお、X10ではISO3200を超えると拡張設定となり、RAWでの撮影ができなくなるとともに、画面サイズもMやSまでといった制限がありました。

 ノイズ低減処理方法としては、カメラ内の設定で行う方法と、RAWで撮影しパソコン上で現像する段階で行う方法とがあります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられません。

 カメラ内でのノイズ低減は、撮影メニューの中にある「ノイズリダクション」の設定で行います。
 「ノイズリダクション」は、「弱(-2)」「やや弱(-1)」「スタンダード(0)」、「やや強(+1)」、「強(+2)」の5種類があります。工場出荷時の初期設定は「スタンダード」です。

 テスト結果は良好で、X10と比較しても高感度性能が向上しています。
 ISO800あたりから徐々にノイズが目立ってくるのは同じですが、全体にノイズの増え方が抑えられている印象を受けました。また、X20ではISO12800まで標準設定のまま制限なしに撮影できますので、その分使い勝手も向上しています。

 ノイズリダクションを初期設定であるスタンダードにすると、ISO3200でも常用できるレベルであると感じました。

 ノイズリダクションを強にすると、さらにノイズ感は軽減されますが、解像感の低下も目立ってきます。ISO12800では、基本的には緊急避難的な使い方になってくると思います。

 富士フイルムによると、X20と比較して30%のノイズ低減を実現したとのことですが、コンパクトカメラのイメージセンサーとして非常に高い高感度性能を示しました。

 下記のサンプルは、ノイズリダクションを「弱」、「スタンダード」、「強」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。

FUJIFILM_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「弱」「スタンダード」「強」)
富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM

ISO200(左から「弱」「スタンダード」「強」)
富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM

ISO400(左から「弱」「スタンダード」「強」)
富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM

ISO800(左から「弱」「スタンダード」「強」)
富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM

ISO1600(左から「弱」「スタンダード」「強」)
富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM

ISO3200(左から「弱」「スタンダード」「強」)
富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM

ISO6400(左から「弱」「スタンダード」「強」)
富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM

ISO12800(左から「弱」「スタンダード」「強」)
富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM富士フイルム  X20 FUJIFILM

 描写力チェック2:歪曲収差

 X20は、7.1mm-28.4mmF2.0-2.8(35mm換算では28mm-112mm相当)の光学4倍ズームレンズを搭載しています。レンズ自体は、前機種であるX20と同じものとなります。なお、ユーザーが設定可能なレンズ補正機能はありません。

 レンズは比較的無理のない焦点距離であるため、歪曲収差も良好に補正されています。撮影時点に液晶モニターに表示される画像と、実際に撮影後に表示される画面を比較すると、おそらく電子的な補正が加えられているものと思われます。

 下記のサンプルは、いずれも絞り開放で撮影したものです。広角端では、画像周辺部にわずかに樽型収差が認められますが、全体に良好に補正されています。

7.1mmF2.0 (35mm換算28mm相当)
富士フイルム X20 FUJIFILM

8.6mmF2.2 (35mm換算34mm相当)
富士フイルム X20 FUJIFILM

12.2mmF2.2 (35mm換算48mm相当)
富士フイルム X20 FUJIFILM

19.5mmF2.5 (35mm換算77mm相当)
富士フイルム X20 FUJIFILM

28.4mmF2.8 (35mm換算112mm相当)
富士フイルム X20 FUJIFILM


 描写力チェック3:解像力

 解像力テストでは、イメージセンサーとレンズの両方の実力が試されることになります。いつもの通りISO12233準拠チャートを使用して解像力チェックを行いました。基本的にはX10と同じ有効1200万画素のイメージセンサーですが、解像力は明らかに向上しています。富士フイルムによれば、約25%向上しているとのことですが、実際にX10でのテスト結果と比較すると、解像力の進化を確認することができました。

 画像中心部に関しては、すべての焦点域で、テストチャートの識別限界である2500本のラインを視認することができました。広角端や標準域と比較すると、望遠端ではやや解像感の低下が見られましたが、それでも高い解像感が得られます。1段程度絞ると、さらに鮮明度があがります。

 画像周辺部に関しても、絞り開放から鮮明ですが、やはり1段程度絞るとよりしっかりした画像になります。

 基本的には、絞り開放を中心に活用し、より鮮明な画像が必要であれば1段程度絞って撮影する、といったスタイルになってくるように思います。

 なお、下記のテストチャートは、中央部と左上を切り出したものです。画像は縮小画像ですが、クリックすると元データ全体が表示されます。


ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

7.1mm F2.0 (35mm換算28mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM

7.1mm F2.8 (35mm換算28mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM

7.1mm F4.0 (35mm換算28mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM


12.2mm F2.2 (35mm換算48mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM

12.2mm F3.2 (35mm換算48mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM

12.2mm F4.5 (35mm換算48mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM


28.4mm F2.8 (35mm換算112mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM

28.4mm F4.0 (35mm換算112mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM

28.4mm F5.6 (35mm換算112mm相当)
富士フイルム  X20 FUJIFILM 富士フイルム  X20 FUJIFILM

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4.結局、富士フイルム X20は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 実像式光学ファインダーを搭載。
  • ファインダー内情報表示とアイセンサー搭載により、常用可能な光学ファインダーに進化。
  • 描写性能の高いレンズを搭載。
  • ISO12800まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは実用レベル) 。
  • オートフォーカスをはじめ動作全体を高速化。
  • 物理ダイヤルが多く直観的な操作が可能。
  • 多彩なフィルムシミュレーション機能を搭載。
  • 強化された連写性能(12コマ/秒)と連続撮影枚数(RAWで8コマ:実測、JPEGで11コマ)。
  • フルHD(60fps)に対応した動画性能。
  • 操作する楽しみを味わえるボディ。
  • 新たにシルバーボディも追加。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • コンパクトカメラとしてはやや重量感のあるボディ。
  • 光学ファインダー内の情報表示項目がやや少なく、明るさによって見えずらい時がある。(X10よりは大幅な進歩であるが。)
  • 2.8型46万ドットにとどまる固定式液晶モニター。

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付録1.製品仕様からみた X20の特長

有効画素数  1,200万画素
 ※X10も同じ。
撮像素子  2/3型 X-Trans CMOS II
 原色フィルター採用
記録メディア  内蔵メモリー
 SDメモリカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
記録方式  静止画
  DCF準拠
  圧縮:Exif Ver.2.3 JPEG準拠/DPOF対応
  非圧縮:RAW(RAF独自フォーマット)、RAW+JPEG 記録
 動画
  H.264規格準拠(MOV)、ステレオ音声付
記録画素数  [L]
 <4:3>4000×3000
 <3:2>4000×2664
 <16:9>4000×2248
 <1:1>2992×2992
 [M]
 <4:3>2816×2112
 <3:2>2816×1864
 <16:9>2816×1584
 <1:1>2112×2112
 [S]
 <4:3>2048×1536
 <3:2>2048×1360
 <16:9>1920×1080
 <1:1>1536×1536
 <ぐるっとパノラマ時>
 [横撮り]
 120°:3840×1080
 180°:5760×1080
 360°:11520×1080
 [縦撮り]
 120°:3840×1624
 180°:5760×1624
 360°:11520×1624
 ※X10も同じ。
レンズ  フジノン光学式4倍ズームレンズ
 f=7.1mm~28.4mm(35mmフィルム換算:28mm~112mm相当)
 開放F値:F2.0(広角)~F2.8(望遠)
 9群11枚(非球面3枚)
 ※X10も同じ。
絞り  F2.0~F11(広角)、F2.8~F11(望遠)、1/3EVステップ
撮影可能範囲(レンズ先端からの距離)  標準:[広角]約50cm~∞、[望遠]約80cm~∞
 マクロ:[広角]約10cm~3.0m、[望遠]約50cm~3.0m
 スーパーマクロ:[広角端]約1cm~1.0m
 ※X10も同じ。 
撮影感度  AUTO(ISO3200まで設定可能)
 ISO100/200/250/320/400/500/640/800/1000/1250/1600/
2000/2500/3200/4000/5000/6400/12800
 ※X10ではISO4000-12800は拡張設定となり、画像サイズに制限あり。
測光方式  TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ
露出制御  プログラムAE/絞り優先AE/シャッタースピード優先AE/マニュアル露出
露出補正  -2.0EV~+2.0EV 1/3EVステップ
シーンポジション  人物/美肌/風景/スポーツ/夜景/夜景(三脚)/花火/夕焼け/スノー/ビーチ/水中/パーティー/花の接写/文字の撮影
ブレ補正  光学式(レンズシフト方式)
シャッタースピード  1/4秒~1/4000秒(AUTO時)、30秒~1/4000秒(全モード合わせて)
(※開放絞り:1/1000、小絞り:1/4000)
 ※X10も同じ。
連写  連写
  超高速:約12コマ/秒 (連続11コマ)
  高速:約9.0コマ/秒 (連続13コマ)
  中速:約6.0コマ/秒 (連続20コマ)
  低速:約3.0コマ/秒 (連続39コマ)
 前後撮り連写時は、連続8コマまで。
 連続撮影枚数は、すべてJPEG時。
 ※X10は10コマ/秒まで。
オートブラケティング  AEブラケティング:±1/3EV、±2/3EV、±1EV
フィルムシミュレーションブラケティング:フィルムシミュレーションモードの中から3種類を選択可能
ダイナミックレンジブラケティング:100%、200%、400%
ISO感度ブラケティング:±1/3EV、±2/3EV、±1EV)
フォーカス  シングルAF/コンティニュアスAF/マニュアルフォーカス
AF方式  インテリジェントハイブリッドAF:TTLコントラストAF/TTL位相差AF、AF補助光付き
AFフレーム選択  オートエリアAF/エリア選択AF/自動追尾AF
ホワイトバランス  シーン自動認識オート/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球/水中)/カスタム/色温度(ケルビン値)選択(2500K~10000K)
セルフタイマー  約10秒/約2秒
フラッシュ  手動ポップアップ式 
 CMOS調光によるオートフラッシュ(スーパーiフラッシュ)
 撮影可能範囲(感度ISO AUTO時)
 広角:約30cm~7.0m
 望遠:約50cm~5.0m
 ※X10も同じ。
フラッシュ発光モード  赤目補正OFF時
  オート/強制発光/発光禁止/スローシンクロ
 赤目補正ON時
  赤目軽減オート/赤目軽減+強制発光/発光禁止/赤目軽減+スローシンクロ
ファインダー  アドバンスト光学ファインダー(デジタルトランス液晶搭載)
  視野率約85%
  視度調節範囲:-3.0~+1.0m-1 (dpt)
  アイセンサー搭載
 ※X10はマニュアルズーム連動型実像式光学ファインダー
  視野率約85%、視度調節範囲:-3.5~+1.5m-1(dpt)
液晶モニター  2.8型低温ポリシリコンカラー液晶モニター 約46万ドット(視野率約100%)
 ※X10も同じ。
動画  1920×1080ピクセル(60フレーム/秒)/1280×720ピクセル(60フレーム/秒)/640×480ピクセル(30フレーム/秒)
 音声付き(ステレオ)
 動画撮影中の光学ズーム(マニュアル)可能
 ※X10は30fps
撮影時機能  アドバンストSRオート、ハイスピード動画撮影機能(80/150/250フレーム/秒)、顔キレイナビ(顔検出機能)、赤目補正機能、アドバンストモード(アドバンストフィルター、ぐるっとパノラマ360、ぼかしコントロール、連写重ね撮り、多重露出)、フィルムシミュレーション、電子水準器、ヒストグラム表示、フォーカスチェック、フレーミングガイド(ベストフレーミング)、コマNo.メモリー、インテリジェントブレ防止、フォーカスピーキング
再生時機能  顔キレイナビ(顔検出機能)、赤目補正機能、トリミング、リサイズ、画像回転、スライドショー、マルチ再生(マイクロサムネイル機能付き)、ヒストグラム表示、高輝度警告表示、縦横自動回転再生、フォトブックアシスト、ピクチャーサーチ、お気に入り、アップロード先設定、パノラマ再生、複数指定消去、RAW現像
その他の機能  PictBridge対応、Exif Print対応、PRINT Image Matching II 対応、言語設定(日/英含む35言語)、世界時計(時差設定)、シャッター音選択、マナーモード
入出力端子  ビデオ出力:-
 デジタル入出力:
  USB2.0(High-Speed)/マイク入力(別売ステレオマイクロホンMIC-ST1付属アダプターが必要)
 HD出力:HDMI Mini Connector
 ※X10は外部マイク入力無。ビデオ出力有。
電源  充電式バッテリーNP-50
 専用DCカプラーCP-50(別売)とACパワーアダプターAC-5VX(別売)を併用
 ※X10も同じ。
寸法  (幅)117mm×(高さ)69.6mm×(奥行き)56.8mm
 (奥行きはレンズ含む、ファインダー突部含まず)
 ※X10も同じ。
質量  約353g(付属バッテリー、メモリーカード含む)
 約333g(バッテリー、メモリーカード含まず)
 ※X10は350g/330g。
動作環境  0℃~40℃、10%~80%(結露しないこと)
付属品  充電式バッテリーNP-50
 バッテリーチャージャーBC-50B
 ショルダーストラップ
 ストラップリング
 ストラップリングカバー
 専用マルチコネクターUSBケーブル
 専用レンズキャップ
 CD-ROM(画像ビュアーソフト、RAW現像ソフトなど)
 使用説明書、保証書一式

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付録2.発売前のファーストレビュー

【一口コラム】 実像式ファインダーの進化

 X10が発売となった2011年10月から約1年半、後継機のX20が登場しました。発売はX100Sと同じ2月16日の予定で、実売価格は7万円程度の見込みです。X10は6万円前後でしたので、やや高価でのスタートとなるようです。

 X10からの主な進化ポイントは、
  • イメージセンサーの有効画素数は1200万画素と同じですが、ローパスフィルターレス「X-Trans CMOS II」となっています。画像処理エンジンも「EXR Processor II」に進化したことで、解像感が25%、ノイズも30%軽減されています。
  • 像面位相差方式とコントラスト方式を自動で切り換える「インテリジェントハイブリッドAF」。
  • 実像式光学ファインダーの中にデジタルトランス液晶を搭載し、ファインダー内にフォーカスエリア、シャッター速度、絞り値などの撮影情報を表示。
  • 動画性能が、フルHD(60fps)に対応。
  • 連写性能も12コマ/秒に強化。
といった点で、X10と比較すると中身が一新されたと言ってもよい進化だと思います。

 X20の主な仕様をX10と比較すると、次のとおりとなります。

【X20とX10の比較】

機種名 X20 X10
イメージセンサー 有効1200万画素
2/3型 CMOS
有効1200万画素
2/3型 CMOS
レンズ 7.1-28.4mm F2.0-2.8
(35mm換算:約28-112mm)
7.1-28.4mm F2.0-2.8
(35mm換算:約28-112mm)
ファインダー アドバンスト光学ファインダー
(デジタルトランス液晶搭載)
マニュアルズーム連動型
実像式光学ファインダー
ISO感度 ISO100-12800 ISO100-3200
(拡張でISO12800まで)
シャッタースピード 30-1/4000秒 30-1/4000秒
液晶モニター 2.8型46万ドット 2.8型46万ドット
連写速度 12コマ/秒(JPEGで11コマ) 7コマ/秒
動画撮影 1920 X 1080(60fps) 1920 X 1080(30fps)
インターフェース USB/マイク出力、HDMI mini USB、HDMI mini、ビデオ出力
バッテリー 270枚 270枚
サイズ
(W x H x D)
117×69.6×56.8mm 117×69.6×56.8mm
重さ
(含カード、電池)
353g/333g 350g/330g

 この他にも、ファインダー接眼部にアイセンサーが搭載されましたので、光学ファインダー内の情報表示と合わせ「使えるファインダー」となっています。

富士フイルム X20 富士フイルム X10
 X20(左側)とX10(右側)。右上の「X20」のロゴで識別できますが、形状はほぼ同じです。なお、X20では新たにシルバーボディが追加されています。

富士フイルム X20 富士フイルム X10
 X20(左側)とX10(右側)。細かいところでは、ファインダー接眼部の右にアイセンサーが追加されるとともに、右下にあったRAWボタンがQ(クイック)ボタンに変更されています。

 今回の進化ポイントでは、やはり実像式光学ファインダー内に情報表示ができるようになった点が一番のポイントのように思います。フォーカスエリアや合焦状態、シャッタースピード等の情報が表示されますので、一眼レフの光学ファインダーに準じた使い勝手に進化していることが期待できます。このあたりの見え方も、ぜひ評価してみたい点です。
(2013年 1月 8日 記)

 「世界中から想定以上の反響と引き合いがあったため、初回出荷に必要十分な台数を確保するために1週間の生産期間を設けるため」に、X100Sとともに発売が2月23日となりました。購入を予定されている方はご注意ください。
(2013年 1月30日 記)

 

【厳選レビュー記事】

◎デジカメWatch 新製品レビュー FUJIFILM X20

  2013年 4月12日 大浦タケシ
  • 基本的なスタイリングにこれまでと変更はない。
  • 光学4倍のマニュアルズームレンズは、光学系を含め変更はない。
  • 外観上のわずかな違いといえば、カメラ上部にあった機種名のロゴが前面部に移動したことと、ファインダー接眼部近くにアイセンサーを備えたこと。
  • 大きく変わった部分といえば、まずイメージセンサー。
  • 高感度特性については、ISO800までならノイズはよく抑えられおり、APS-Cサイズのイメージセンサーと違いはさほど感じられない。
  • 光学ファインダー内に撮影に関する情報が表示されるようになった。

◎マイナビ 新センサーと像面位相差AFを搭載した小型の高級コンパクト - 富士フイルム「FUJIFILIM X20」実写レポート

  2013年 4月 2日 永山昌克
  • ローパスレス構造が生み出す精細な表現力。
  • ハイブリッドAFと新方式の光学ファインダーに注目。
  • 高品位なマグネシウムダイキャストボディを継承。
  • 携帯性と高画質の両方をバランスをよく両立。

◎ITmedia 「FUJIFILM X20」とX10をねっとり比較する

  2013年 3月18日 荻窪圭
  • 新旧センサーの画質を比較。
  • 次はポートレート比較。
  • ファインダーの差はデカイ。

◎ITmedia さっと起動、すっとのぞいて、タッと撮る――進化した軽快デジカメ「FUJIFILM X20」

  2013年 3月13日 編集部
  • 光学ファインダーの良さとX-Transの解像感。
  • クラス最高レベルのキリっと感。
  • 最強のスナップカメラ。
  • 作例。

◎ITmedia 進化した光学ファインダー、ローパスフィルターレスの「FUJIFILM X20」

  2013年 1月 8日 編集部
  • 撮像素子は独自のカラーフィルター配列を採用した、ローパスフィルターレス「X-Trans CMOS II」に変更。
  • 回折現象をデジタルの信号処理で解決する「点像復元処理」を新たに搭載。
  • X10に比べて2倍の動作高速化。
  • カラーバリエーションとして新たにシルバーが設定。

◎デジカメWatch 像面位相差AF、X-Trans CMOS II搭載の「FUJIFILM X20」

  2013年 1月 8日 編集部
  • 光学ズームファインダーに撮影情報表示が。
  • 2月16日に発売。店頭予想価格は7万円前後の見込み。
  • 2011年10月発売の「FUJIFILM X10」の後継機で、撮像素子を一新。
  • 2/3型のX-Trans CMOS IIセンサーに切り替わった。
  • X10より約20%の解像力が向上、約30%の低ノイズ化。
  • 像面位相差AFを搭載したのも特徴。世界最速の0.06秒。
  • ファインダー内にフォーカスエリア、シャッター速度、絞り値などの撮影情報を表示。
  • 動画は最大1,980×1,080/60fps。

【富士フイルム X20 基本仕様】

画素数 1200万(有効) 画像素子  2/3型 CMOS
ISO感度 100-12800  記録フォーマット  JPEG/RAW 
焦点距離(35mm換算) 7.1-28.4mm
(約28-112mm相当)
 
F値 F2.0-2.8
液晶モニター 2.8型 46万ドット  シャッタースピード  30~1/4000 秒
ファインダー 実像式ビューファインダー 起動時間 0.5秒
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 NP-50
撮影枚数 270枚 インターフェース USB、外部マイク入力、HDMI
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード
手振れ補正機能 防水    
連射機能 12コマ/秒 バリアングル 
付加機能     RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(60fps)
幅x高さx奥行き 117×69.6×56.8mm  本体重量 353g/333g

 富士フイルム X20 メーカー製品仕様のページ
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