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                 【回答】光学○○倍というのは、レンズの望遠側の焦点距離を広角側の焦点距離で割った数値となります。たとえば、ニコンJ1用の標準ズームレンズ「ニコン 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」を例にとりますと、
 望遠側焦点距離:30mm
 広角側焦点距離:10mm
 となりますので、
 30÷10=3
 により、光学3倍となります。
 
 最近のコンパクトカメラでは、廉価タイプのものでも光学10倍ズームなど高倍率のレンズを搭載しているものがあります。あまりカメラに詳しくない方は、「ミラーレスカメラやデジタル一眼レフではコンパクトカメラよりもズーム倍率が高い」というイメージを持たれている方も多いようですが、実際は逆です。これは、レンズ交換式カメラではフィルムにあたるイメージセンサーの面積が大きいため、レンズ自体が大型になるためです。また、描写力もより高いものが求められるため、どうしても光学ズーム倍率はおとなし目になります。それでも最近では、APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラ用に、18mm-300mmなどの高倍率ズームもリリースされてきています。
 
 
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