| ミラーレスカメラの市場動向はどうですか?
            
              
              
                
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                 【質問】ここのところ、ミラーレスカメラの市場規模が急拡大していると聞きます。また、カメラ売り場でもミラーレスカメラの展示台数が増えているように感じます。実際の販売状況はどのようになっているのでしょうか?
 
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                【回答】世界的にデジタルカメラ市場は急拡大していますが、その中でもレンズ交換式カメラの割合が増えています。また、レンズ交換式カメラの内訳をみると、ミラーレスカメラの割合が大きくなっています。
 CIPA(一般社団法人カメラ映像機器工業会)が公表している数値によると、2012年1月から8月までの全世界でのデジタルカメラの出荷は6,834万台、1兆61億円となっており、このうちレンズ交換式カメラの割合は台数ベースで19%、金額ベースで50%となります。
 レンズ交換式カメラのうち、ミラーレスカメラ(ノンレフレックスカメラ)の割合は、台数ベースで17%ですので、世界全体ではまだ圧倒的にデジタル一眼レフの方が売れています。
 
 しかし、国内市場を見ると、同じく2012年1月から8月までの累計で、579万台、1,036億円の出荷がされ、このうちのレンズ交換式カメラの割合は台数ベースで18%、金額ベースで45%となります。
 レンズ交換式カメラのうち、ミラーレスカメラ(ノンレフレックスカメラ)の割合は、台数ベースで38%となりますので、国内市場においてはミラーレスカメラの割合が急速に拡大していることがわかります。
 
 海外市場においても、アジア圏を中心に徐々にミラーレスカメラの割合が増えており、今後は日本国内と同じような状況になっていくのではないかと思われます。
 
 
 ミラーレスカメラの国内市場(CIPA 2012年1月~8月累計の出荷台数)
                  参考:CIPA 一般社団法人カメラ映像機器工業会
 
 
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