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トップページ > 日食(金環日食)の撮影方法

【まずはじめに】準備が必要です

 日食(金環日食)の撮影とは、太陽の撮影に他なりません。太陽の光は想像する以上に強いため、単にデジカメを向けただけではうまく撮影できないばかりでなく、目やカメラを痛めてしまう危険性もあります。
 そのため、日食(金環日食)を撮影する時には、太陽の光を大幅に弱めてくれるフィルターを装着する必要があります。

金環日食 2012/05/12 AM7:34
2012年5月21日 午前7時34分

【デジタル一眼レフ・ミラーレスでの日食撮影】

 デジタル一眼レフやミラーレスカメラなど、レンズ交換式のデジタルカメラで撮影する場合には、レンズの前面に太陽撮影専用の「10万倍フィルター」を取り付けます。

 使用する機材

 太陽は意外と小さいため、できるだけ焦点距離の長いレンズを使います。概ね実焦点距離の1/100程度の大きさとなりますので、たとえばフルサイズ機で焦点距離300mmのレンズで撮影すると、35mmフィルムの大きさの中に直径3mm程度で写ることになります。ですから、基本的にはトリミングを前提に撮影することになると思います。

 フィルターは、専用の10万倍フィルターを使うのが最も適しています。これはND5.0(D5)のNDフィルターのことで、光量を1/100,000に減光します。

 撮影方法

 露出はマニュアルに設定することをお勧めします。日食の状況によって光量はかなり変わってきますし、当日の天候によっても左右されます。ISO100で絞りをF11に設定した場合、最初(太陽が100%出ている)は1/1000秒、半分くらい隠れた状態で1/250秒、完全に隠れた状態(金環状態)で1/60秒を目安に、露出を増減させて撮影します。また、撮影後の露出補正のためにも、できるだけRAWモードで撮影した方がよいでしょう。

 なお、デジタル一眼レフの場合でも、基本的に液晶モニターで確認することをお勧めします。NDフィルターは撮影用のものであり、目に有害な光をすべてカットするわけではありません。光学ファインダーで日食を見た場合、目を傷つける危険性があります。

【コンパクトカメラでの日食撮影】

 コンパクトカメラの場合には、肉眼で観察するための日食グラスを用いることになります。一部のコンパクトカメラにはフィルターを装着できるものもありますが、そうした機種では上記の一眼レフと同じやり方でも撮影できます。

 使用する機材

 フィルターを装着できない一般のコンパクトカメラの場合には、レンズ部分に日食グラスをあてて撮影します。デジカメの構造にもよりますが、できるだけ日食グラスをカメラに固定した方が撮影がしやすくなります。

 撮影方法

 カメラはオートモードでの撮影となりますが、もし遠景撮影モードがあれば、そちらを優先します。日食グラスはかなり減光しますので、ISO感度も400から800程度にします。このあたりは、お手持ちのカメラで事前に太陽を撮影してみて確認されることをお勧めします。

2012年5月21日の金環日食・部分日食について

 5月21日(月)の午前6時過ぎから午前9時過ぎくらいの間に、日本全国で部分日食が見られます。また、太平洋岸を中心にした地域では、金環日食も見られます。詳細は国立天文台のサイトをご覧ください。

  那覇:6時06分〜8時29分(食の最大は7時13分)
  東京:6時19分〜9時02分(金環日食は7時31分〜7時37分)
  札幌:6時33分〜9時17分(食の最大は7時49分)