【コーティング】 coating
光学レンズの表面に施し、レンズ表面での反射を防ぐ等のために施されるもの。
一般的な光学レンズでは、光の入射と出射に伴い、各々4%〜8%程度の光が反射として失われる。カメラ用のレンズは多くのレンズを組み合わせて構成するため、そのままでは光の多くが失われてしまう。レンズ表面にコーティングすることにより、99.9%以上の透過率が可能となっている。
デジタルカメラでは、撮像部がフィルムからイメージセンサーに変わったことで、撮像部表面の反射によりさらにゴーストやフレアが発生しやすくなっているため、フィルムカメラ以上にコーティングが重要になっている。
また、コーティングの目的としては、その他にもカラーバランスを保ったり、傷等への耐性を高めるなどがある。
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