レンズ交換式カメラにおいて、レンズとカメラ本体との接合機構のこと。デジタルカメラにおいては、バヨネット式のレンズマウントのみが使用されている。これは、レンズとカメラ側の両方に設けられた3〜4本の爪を、お互いの空いているところに差し込んだ上で回転させ、重なり合った爪で接合を保持するもの。ライフル銃に銃剣を装着する時の動作と似ていることから、この名称がついた。

　当初のマウントは機械的な接合のみであったが、自動露出やオートフォーカスなど、カメラやレンズの機能が進化していく中で、電子接点によるインターフェースの重要性が高まってきた。現在の交換レンズにはCPUが内蔵されているものが一般的であり、カメラ本体とレンズの間で高度な情報交換が行われている。

ペンタックスQのバヨネットマウント。爪は3本で、マウント内に10点の電子接点が見える。