【収差】 ザイデル収差 / Seidel aberration
レンズや鏡で像をつくるときに、発生するボケやゆがみのこと。
収差には、入射する光が単色でないことに起因する色収差と、単色でも発生する単色収差がある。単色収差は、ドイツのザイデルが19世紀に整理しており。球面収差、コマ収差、非点収差、像面歪曲、歪曲収差の5つである。
収差の補正のために、屈折率や分散の異なるガラスを複数組み合わせてレンズが構成される。なお、原理的に針穴写真機では収差が発生しない。
【関連項目】
球面収差
コマ収差
非点収差
像面歪曲
歪曲収差
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