比較26 キヤノン IXY1 VS IXY600FキヤノンのIXY1/IXY3は、薄型モデルであるIXY600Fの後継機であるとともに、初代IXY DIGITALのデザインをリバイバルさせたかのようなカメラとなっています。このモデルの特徴は、総画素数1680万画素のイメージセンサーを搭載しているにもかかわらず、有効画素数は1010万画素となっている点です。IXY1/IXY3の12倍ズームでカバーできるイメージサークルにぴったり対応したセンサーではなく、定評のある既存1/2.3型センサーの中央部分を用いたため、実際には1/3型センサーと同じ範囲を撮影に使うことになります。またIXY1は、IXY420Fと同様にWi-Fi機能を搭載している点も大きなポイントです。カメラから直接、インターネット上やスマートフォン、パソコン等に撮影データを送ることができ、使い方によっては便利な機能といえます。 IXY1とIXY3の違いは、このWi-Fi機能の有無の他、液晶モニターがタッチセンサータイプであるかどうか、外装仕上げ等になります。とくに外装面ではIXY3のアルマイト染色とスピンカット施工は、デザイン上の特長となっています。 【追記】 キヤノン Canon IXY1 の詳細レビュー記事を掲載しました。 製品外観や解像力評価も行っています。 【追記】 キヤノン Canon IXY600F の詳細レビュー記事を掲載しました。 製品外観や解像力評価も行っています。 |
キヤノン IXY1 | キヤノン IXY600F | 独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1010万画素 1/2.3型CMOS |
有効1210万画素 1/2.3型CMOS |
IXY1は1680万画素CMOSセンサーの中央部分を使用している。画素ピッチは1/3型1010万画素と同じ。 | ほぼ同等 |
高感度特性 | ISO100-3200 | ISO100-3200 | 1画素の面積はG1XはG12の6倍であり、G1Xの方が高いものと推測される。 | ほぼ同等 |
レンズ | 28mm-336mm(35mm換算) F3.4-5.6 |
28mm-224mm(35mm換算) F3-5.9 |
IXY600Fの光学8倍に対し、IXY1は光学12倍ズームを搭載。IXY1の方が良い。 | IXY1が良 |
連写性能 | 6.1コマ/秒 | 8.7コマ/秒 | 実質的にはほぼ同等。 | ほぼ同等 |
ファインダー | - | - | − | − |
シャッター | 1/4000-1秒 | 1/2000-1秒 | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
バッテリー | NB-9L 190枚 |
専用NB-4L 210枚 |
IXY600Fの方がやや多いが、ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
インター フェース |
USB2.0、AV出力、HDMI | USB2.0、AV出力、HDMI | ほぼ同等。 | 同等 |
液晶モニタ | 3.2型46万ドット | 3型46万ドット | IXY1は3.2型タッチパネル対応液晶モニターを搭載。 | IXY1が良 |
動画性能 | 1920x1080 | 1920x1080 | 同等。 | 同等 |
付加機能 | 手振れ補正機能 Wi-Fi/タッチパネル |
手振れ補正機能 | IXY1はWi-Fi機能を搭載。 | IXY1が良 |
サイズ | 85.8x53.5x19.8 mm | 95.8x56.8x22.1 mm | IXY1の方が小さい。 | IXY1が良 |
重さ | 142g | 121g | IXY600Fの方が軽い。 | IXY600Fが良 |
価格 | オープン(3万円前後) | オープン(1万円台) | IXY1は新しい製品であり、IXY600Fの方が安価。 | IXY600Fが良 |
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |