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番外編 Apple iPhone5 カメラ性能をチェック! |
アップル iPhone5
by Inaba Kunio
「小さいだけ」のコンデジを淘汰する実力 評価:5.0
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1. カメラ仕様
2. 製品外観
左からiPhone3GS、iPhone4S、iPhone5。液晶画面の大型化に伴いボディサイズも高くなっているが、画面部分の割合は増えてことが分かる。液晶解像度は、iPhone3GSが480x320、iPhone4Sは960x640、iPhone5は1136x640。
左からiPhone3GS、iPhone4S、iPhone5。iPhoneというと変わらぬデザインというイメージがあるが、背面側のデザインは各世代ごとに大きく異なっている。
左からiPhone3GS、iPhone4S、iPhone5。厚さは左から12.3mm、9.3mm、7.6mmと段々と薄くなっている。3GSと比べると、iPhone5の厚さは約6割。なお、iPhone5ではイヤホンコネクタが底面側に移動している。ドックコネクタも新しい形状となった。
上がiPhone4S、下がiPhone5。ボディは8.6mm長くなり、1.7mm薄くなった。直方体として単純に体積を比較すると、12%程度小型化されている。 Sponsored Links 3. 描写力(1) 歪曲収差
iPhoneは標準状態ではオートで撮影するカメラのため、設定できる項目は限られる。これまでのフラッシュ撮影(自動、オン、オフ)、画面へのグリッド表示の有無、HDR処理の有無に加え、パノラマ撮影が可能となった。画面ガイダンスに従って撮影すると、最大で2800万画素の画像を撮影できる。
なお、カメラ部分はiPhone4Sと同じ800万画素であるが、レンズは4.28mmF2.4(35mm換算35mm)から4.13mmF2.4(35mm換算33mm)とやや広角側に移っているので、イメージセンサーを含め新しいものに変わっているのだろう。 iPhone5の描写力チェックとして、まずは歪曲収差の確認を行った。35mm換算33mmの単焦点レンズということもあり、良好に補正されている。おそらく電子的な補正も加えられているものと思われるが、直線を主体とした被写体撮影時にも、アングル等を工夫せずに撮影できるのはありがたい。 焦点距離:4.13mm(35mm換算33mm) (2) 解像力有効800万画素1/3.2型CMOSセンサーということで、正直なところあまり期待はしていなかったが、実際に解像力テストをしてみると、意外に高い実力を持っているのに驚かされた。ISO12233準拠チャートでは、一部モアレが発生しているものの、2000本のラインも視認可能である。ややシャープネスが強めにかけられている印象はあるが、エントリークラスのコンパクトカメラと比較しても、少なくとも解像力の点では遜色を感じないかもしれない。いよいよ「小さいだけ」のコンパクトデジカメの立ち位置が難しくなりつつあることを実感する。下記の画像は等倍画像だが、クリックすると元画像が開くので確認してほしい。
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