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【一口コラム】 FinePix REAL 3D W3 立体画像を手軽に 〜実物の魅力にあふれるカメラ 様々な商品の中には、売り場に置かれているだけでは見向きもされないものがある。この3DW3もその一つで、「ちょっと大きめで変わったデザインのデジタルカメラ」を自分から触ろうとする方は、決して多くはない。 最近では、ニコンのプロジェクター内蔵デジタルカメラS1100pjもそうだったが、デジタルカメラ売り場に単に置いてあるのを見ると、なんでもっと商品の持つ力を活用しないのか、と他人事ながら残念に感じる。 こうした特徴を持ったカメラは、実際に操作してみせることなしに魅力を伝えることは難しい。逆に言えば、職場などでこうしたカメラを見て、自分も購入した、というケースが目立って多いカメラである。 3DW3の魅力は、2つの対物レンズから明らかなように、このカメラだけで本格的な3D写真や動画を撮影できる点に尽きる。とはいえ、映画やテレビで3D作品や対応製品が増えてきてはいるものの、まだまだ多くの課題があるのが3Dであり、メーカーサイドで期待したスピードでは、なかなか広がっていない。商品に「3D」と付いているだけで売れる時代ではなく、実際に操作していただいて初めて3Dの意味と価値が伝わるのである。 もし、カメラ屋等でこのカメラを目にしたら、だまされたと思って手にとってほしい。搭載されている3.5インチ液晶は裸眼での3D視聴に対応しているので、そのまま3D映像を楽しむことができる。たとえて言えば、液晶画面が液晶画面としてではなく、あたかもそこに窓が開いているかのように見える。カメラの中にミニチュアの世界が拡がっているという感覚は、おそらくとても印象深いものとなるだろう。もし、うまく3Dで見えない時には、カメラ上部にある視度調整レバーを操作すると、突然リアルな世界が拡がるはずだ。 自宅に3D対応テレビがあれば、接続するだけで3D画像や動画を楽しむことができる。仮にそうした環境がなかったとしても、まずはカメラの液晶表示だけでも十分に楽しめるだろう。 3Dはまだ進化の途上にあり、やっと実用レベルに差し掛かった、というのが正しい評価かもしれない。構造上、基本的に横位置での撮影が基本であり、近景、メイン被写体、遠景がバランスよく含まれている場面が望ましいなど、3Dならではの特徴を意識しながら撮影する必要がある。しかし、生み出される画像の魅力は、映像の世界の新しい拡がりを実感させてくれる。 |
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◎ITmedia 「FinePix Real 3D W3」で3D自炊
◎ASCIIデジタル ワイド液晶化でインパクトアップ!? 「FinePix REAL 3D W3」
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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