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独断 素晴らしい! ![]() ◎コンパクトカメラとしては、解像感の高い画像 ◎ISO3200まで設定可能な高感度性能 (ISO800まではノイズ感も少ない) ◎軽減化されたもっさり感 ◎高速化されたオートフォーカス ◎液晶モニターがチルト化 ◎サブコマンドダイヤルの増設をはじめ操作性が向上 ◎光学ファインダーを搭載 |
独断 もう一息! ![]() ●暗所でのオートフォーカスが遅い ●1.2コマ/秒の連写性能 ●フルHDに非対応の動画機能 ●やや厚みを増したボディ |
【一口コラム】 ニコン COOLPIX P7100 熟成したフラグシップ・コンパクト〜ブラッシュアップした操作性 COOLPIX P7000が昨年9月に発売されてからちょうど一年、マイナーバージョンアップ機であるCOOLPIX P7100が登場した。COOLPIX P6000とP7000の間には2年の歳月があり、イメージセンサーやレンズを含め大幅な改良が加えられたことと比べれば、今回は操作性を中心に手直しがされたレベルの違いにとどまる。しかし、こうしたマイナーバージョンアップを丁寧に重ねていくことが、本来フラグシップ機にとってふさわしいあり方なのかもしれない。 P7100はP7000と同じく、有効1010万画素1/1.7型CCDセンサーを搭載している。レンズも、28-200mmF2.8-5.6の7倍ズームであり、基本的な描写性能はP7000と同様である。高感度性能も実質的に違いはなく、設定できるISO感度も最高で3200までとなっている。 今回、一番の改良点は操作性の部分である。外観から目立つところでいえば、まず前面にサブコマンドダイヤルが新設され、ダイレクトに絞り値の設定が可能となった。設定により、親指側にあるメインコマンドダイヤルの機能と入れ替えることが可能であり、その場合にはシャッタースピードの設定となる。また、ファンクションボタンを押しながら操作することで、連写や調光方式を設定できるようにすることもできる。 もう一つの改良点は、背面液晶モニターが上下方向にチルト可能となった点である。これにより、若干ボディが厚くなったものの、撮影シーンを広げてくれる。細かいところでは、カメラを構えたときに右側にくるストラップ釣り環の位置が後ろにシフトされたため、より体に密着して持ち運ぶことができるようになった。 機能面では、フィルター効果の追加と、レスポンスの向上が行われている。特にP7000では、モードの切替時をはじめ、若干もたつきを感じることもあったが、それが解消し、きびきびした反応となっているのは、操作性の向上に大きく役立っている。 P7100がP7000と最も異なるのは、製品自体ではなく、デジタルカメラをめぐる環境かもしれない。この1年で、ミラーレスカメラのシェアは急速に拡大しており、ニコンも新たに製品を発表したところである。P7100のサイズは、ファインダー内蔵モデルであるV1とほぼ同じ程度であり、このデザインでミラーレスを開発して欲しかった、という声もネット上で散見される。これからの1、2年で、レンズ交換式カメラを含めた製品カテゴリーが大きく変わることになるかもしれないが、その時こそ「フラグシップ・コンパクト」というコンセプトが輝くように思う。 |
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【厳選レビュー記事】 ◎All About ニコン COOLPIX P7100 一眼レフも顔負け!? 機能性重視デジカメ
◎デジカメWatch 【新製品レビュー】ニコンCOOLPIX P7100
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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