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独断 デジカメ対決! ![]() ☆ vs ニコン D4 |
【一口コラム】 ニコン D3S フラグシップ機不遇の時代 〜「一番良いカメラが欲しい」 フィルムカメラの時代から、こうしたニーズは少なくありませんでした。ニコンであれば、F3、F4s、F5がフラグシップ機と呼ばれていた時代であり、お勧めすると多くの方はこれらの機種を購入されていました。 今は違います。まずは「D3SやD3Xがありますが」とお話ししますが、ほとんどの方は、これらの機種ではなく、D700などを選ばれます。 フィルムカメラの時代、ハイアマチュアと呼ばれる方々は、間違いなくフラグシップ機を使っていました。今でも高級機は使っているものの、ハイアマチュアの中でフラグシップ機を使っている方の割合は、決して大きくはないと思います。 その理由は明らかです。フィルムカメラの時代のフラグシップ機の価格は、絶対額としてそれほど高価ではなく、高級機との価格差も大きくはありませんでした。たとえばニコンのF5が25万円だとすると、F90やF100などは15〜20万円くらいだったかと思います。機材全体にかかる費用の中では、カメラ本体よりもレンズの方が大きく、「5〜10万くらいの差なら、フラグシップ機を購入するか」ということだったわけです。 デジタル一眼レフは違います。発売後、かなり時間のたった現在でも、D3Sで40万円台、D3Xに至っては60万円台であり、高級機であるD700の2〜3倍の価格帯となります。 しかも、フィルムカメラの時代には、一度購入すれば、少なくとも4年、フルモデルチェンジを考えれば8年間は「最新のフラグシップ機」であり続けることができました。また、世代交代があったとしても、フラグシップ機の持つ魅力は、最新の高級機でも超えることができなかったのです。 今は違います。カメラとしての基本性能の進化スピードがあまりに早く、フラグシップ機であろうと、あっという間に乗り越えられていってしまうのです。ですから、ハイアマチュアがフラグシップ機を使い続けるとしたら、2年おきに40〜60万円の費用をカメラ本体に投じ続けなければなりません。そのことによって得られるメリットを考えると、「まぁ高級機でいいかな」ということで落ち着かれるのも当然かもしれません。 現在、フラグシップ機はまさにプロのためのカメラであり、カメラ本体を消耗品として扱うことができる方のカメラです。ある意味では、少なくとも機材面ではハイアマチュアとプロが同じものを使えていた今までの方が、特殊な時代と言えるのかもしれません。 「たかがカメラ本体」に四十数万円のお金を投じるのは、決して簡単ではないと思います。もしかすると、購入した翌日に、もっと画期的な新製品が発表されるかもしれません。 それでも私は、写真を愛する方には、無理をしてでもフラグシップ機を使ってほしいと願っています。D3Sの持っているISO102400でも使い物になる画像、フルフォーマットサイズでも36枚を超える連写性能、最高レベルのオートフォーカス等々、その理由はいくらでもあげられます。 しかし一番の理由は、フラグシップ機を使う方は間違いなく、写真がうまくなるからです。 |
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【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】ニコンD3S 2009年11月17日 塙真一 −群を抜く高感度性能を備えたプロユースモデル −動画撮影に対応。ライブビューは操作性が向上 −最高ISO102400に達した高感度性能 −まとめ −実写サンプル ◎日経トレンディネット 【実写速報】「ISO感度10万」圧巻の撮って出し画像
◎Gigazine デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ最新機種をじっくり観察
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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