【一口コラム】 薄型コンパクトなCCDズーム機
オリンパスは高倍率ズーム機を継続的にリリースしているメーカーの一つです。SZシリーズも年に1、2回モデルチェンジがされてきましたが、今回登場したSZ-16とSZ-15は2012年8月に登場したSZ-14DXの後継機であると言えます。
SZ-16とSZ-15の一番の違いはイメージセンサーです。どちらも1/2.3型1600万画素のセンサーですが、SZ-16はCMOSであるのに対し、SZ-15はCCDとなります。そのため、高感度性能や動画性能はSZ-16の方がやや上回っているようです。
STYLUS SZ-15(左側)とSZ-14DX(右側)。SZ-14DXもCCDセンサーを搭載しており、基本的な性能は踏襲しています。
STYLUS SZ-15(左側)とSZ-16(右側)。一見すると似ていますが、肩のあたりのデザインなど、並べてみると違いもあります。
STYLUS SZ-15(左側)とSZ-16(右側)。液晶モニターは3型46万ドットのものが搭載されています。インターフェースもほぼ共通しています。
STYLUS SZ-15(左側)とSZ-16(右側)。ボディ上面を見ると、ボタンやレバー類は共通ですが、グリップ部分の形状が異なっています。
STYLUS SZ-15の主な特徴は次の通りです。
- 25-600mm相当F3.0-6.9の光学24倍ズームレンズを搭載。
- イメージセンサーは有効1600万画素1/2.3型CCD。
- 液晶モニターは3型46万ドット。
- 動画性能はHD(30fps)に対応。
- 高倍率ズームレンズを搭載しているわりに、薄型コンパクトなボディ。
【STYLUS SZ-15とSZ-16の比較】
機種名 |
STYLUS SZ-15 |
STYLUS SZ-16 |
イメージ
センサー |
有効1600万画素
1/2.3型 CCD |
有効1600万画素
1/2.3型 CMOS |
レンズ |
4.5-108.0mm F3.0-6.9
(35mm換算:約25-600mm) |
4.5-108.0mm F3.0-6.9
(35mm換算:約25-600mm) |
ISO感度 |
ISO100-1600 |
ISO100-6400 |
シャッタースピード |
4-1/2000秒 |
4-1/2000秒 |
液晶モニター |
3型46万ドット
| 3型46万ドット
|
連写速度 |
- |
- |
動画撮影 |
1280 X 720(30fps) |
1920 X 1080(30fps) |
インターフェース |
USB、AV OUT、HDMIマイクロ |
USB、AV OUT、HDMIマイクロ |
バッテリー |
- |
- |
その他 |
- |
- |
サイズ
(W x H x D) |
107.3x68.8x39.8 mm |
107.9x69.7x39.9 mm |
重さ |
220g / -g |
227g / -g |
STYLUS SZ-15の店頭予想価格は1万6千円前後となっているようで、昨年8月に発売となったSZ-14DXよりも安価でのスタートとなっています。コンパクトなボディに24倍ズームを搭載しているだけでなく、光学式手ぶれ補正も搭載するなど、実用性が高い点が魅力的です。
SZ-16との選択では、高感度性能と動画性能がポイントになりますが、実売価格はSZ-16の方が4千円程度高くなっているようです。
(2013年 4月16日 記)
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