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独断 素晴らしい! ![]() ◎前機種と比べ、解像感の高い画像 ◎視野率100%、1.15倍の光学ファインダー ◎安定した連写スピード ◎ISO6400まで設定可能な高感度性能 (ISO1600までは常用可能) ◎強化された手振れ補正機能 ◎オートフォーカス性能の向上 |
独断 もう一息! ![]() ●APS-Cセンサー搭載機と比べ、やや弱い高感度性能 ●ライブビュー時のオートフォーカスが遅い ●暗いところでのAFスピードの低下が大きい ●フルHDに非対応の動画機能 ●フォーサーズ規格自体の将来性 |
【一口コラム】 オリンパス E-5 メーカーの社会的責任 〜フォーサーズマウントの守護神 フィルムカメラが全盛期の頃、カメラメーカーのマウントに対するこだわりや思いは、現在私たちが感じている以上に大きいものだった。キヤノンやミノルタが、マニュアルフォーカスからオートフォーカスへの移行時に新たなマウントを導入した時、大きな議論を呼んだ。報道分野のデファクトでもあったニコンについては、「総理大臣が変わってもニュースにならないが、ニコンFマウントが変わったら、大スクープになる」と、半ば冗談で言わていたことをご存知の方もいるだろう。 レンズマウントの変更は、それまでのレンズ資産に少なからぬダメージを与えることになるので、いかに大口径マウントに切り替えることのメリットが大きくても、結局ニコンは最後までFマウントのまま、フィルムカメラ時代を乗り越えた。 デジタルの時代に入り、こうしたマウントの重みが大きく変わらざるを得ない状況が生まれている。その一番の理由は、イメージセンサーの大きさがいまだ流動的だからである。物理的な35mmフィルムの大きさによる縛りを受けていたフィルムカメラとは異なり、デジタルカメラにおいては自由にイメージセンサーの大きさを選択することができる。そして、イメージセンサーの急速な発展は、今までと同じ画像をより小さなセンサーで生み出すことを可能にしている。 デジタル写真の最終的な楽しみ方が、プリントや画面で愉しむという現在の方法が変わらない限り、APS-Cサイズやフォーサーズのセンサーサイズでさえ、すでに一般的な使用ではオーバースペックになりつつある。1000万画素を大きく超える画素数や、ISO12800でも実用的なノイズレベルが達成されようとしている中で、これらをさらに高めていく方向よりは、センサーサイズを小さくすることで、カメラやレンズを小さくする方向に進んでいくことの方が、ユーザーにとってもメーカーにとっても、明らかにメリットが大きい。 マイクロフォーサーズやソニーのEマウントは、まさにパンドラの箱を開けたのだ。そしてペンタックスのQは、さらに一歩を進めたものであり、この流れは今後間違いなく主流になっていくだろう。これから新たにミラーレスカメラに参入するニコンやキヤノンはもちろんのこと、場合によってはAPS-Cサイズのセンサーで参入したソニーでさえも、より小さいセンサーサイズのカメラシステムを展開する可能性は、きわめて高い。それは、メーカーの考え方というレベルの問題ではなく、もしこれからもカメラ(映像)メーカーとして生き残っていきたいのであれば、進まなければならない道なのかもしれない。 こうした状況の中、昨年オリンパスが、フォーサーズマウントの新たなフラグシップ機E-5を発売したことは、素晴らしいことだと思う。フォーサーズ規格が提唱されたのは、わずか8年前の2003年であるが、その5年後には新たにマイクロフォーサーズ規格が発表され、すでにマーケット的には世代交代が終わりつつある。しかし、多くのレンズ資産を持つユーザーに対し、メーカーとして可能な限りきちんと対応していくということは、未来に向かっても必ずプラスとなるだろう。 さて、肝心のE-5であるが、最新の技術が注ぎ込まれたフォーサーズ規格のフラグシップ機として、恥ずことのない仕上がりとなっている。サイズこそ決して小さくはないものの、E-5を構えたとき、これがフラグシップ機であることを実感できるはずだ。 |
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【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】オリンパスE-5
◎GANREF オリンパス E-5 実写レポート
◎日経トレンディネット 実機で検証!着実な進化
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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