![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
独断 素晴らしい! ![]() ◎小型軽量なボディ ◎ISO51200まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは十分実用レベル) ◎前機種と比べ、強化されたAF性能 ◎倍率0.92倍、100%視野率のファインダー ◎7コマ/秒の連写性能 ◎RAWで20枚の連続撮影可能枚数 ◎フルHD動画撮影が可能 ◎現時点ではAPS-Cクラス最高レベルの描写力 ◎防滴防塵性能のボディ |
独断 もう一息! ![]() ●改善はされているものの、ライブビューでのAFがまだ遅い ●動画撮影中はオートフォーカスが機能しない ●動画専用のシャッターボタンがない ●フラッシュ同調が1/180秒まで ●動画撮影時、音声がモノラルのみ (外部ステレオマイクには対応) ●フルHDが25pにとどまる |
独断 デジカメ対決! ![]() ☆ vs ペンタックス K-r ☆ vs ニコン D7000 |
【コラム】 ペンタックス K-5 コンパクトな上級機〜「ISO51200は使い物になりますか?」 昨年10月に発売となったK-5は、キャッチコピーとしてISO51200を前面に打ち出していましたので、高感度特性に関心を持たれる方も少なくありませんでした。 CMOSイメージセンサーのスペックで判断すると、ハード的にはニコンD7000やソニーα55と同等なものを搭載しているように思われます。確かに、K-5を含めた3機種とも、前の世代よりも高感度特性が飛躍的に向上しています。 ペンタックスでも、前機種のK-7は、標準でISO3200まで、拡張設定でISO6400が最高感度でしたので、K-5の標準12800、拡張51200は単純に2段から3段分高感度特性が強化されたことになります。 で、冒頭の質問に対して、私は「使い方によりますね」とお答えしています。 普段、サービスサイズのプリントで楽しむのであれば、おそらく、まったく問題なく楽しめると思います。ノイズ感も不自然ではありませんので、遅いシャッタースピードによるブレ気味の写真よりは、数段良い写真が撮れるはずです。ISO1600や3200の高感度フィルムの粒状感を知っている方であれば、それとは比べ物にならないほど、使える写真となります。 しかし、もし作品を画素等倍で画面上で楽しむのであれば、シーンにもよりますが3200か6400あたりを目安にした方が良いかもしれません。このぐらいであれば、低感度で撮影した写真を横に並べて比べなければ、ほとんど違いがわからないレベルであると思います。 いずれにせよ、デジタルカメラの高感度特性の進化スピードには驚かされます。フィルムの時代には、基本はISO50か100でした。6段分(ISO51200なら実に9段分!)高感度になったということは、1秒のスローシャッターでしか撮影できなかった場面が、1/60(ISO51200なら1/500)で写せることになります。デジタルカメラの高感度特性が写真の幅を大きく広げたのは確かでしょう。 K-5の魅力は高感度特性にもありますが、私はむしろペンタックスならではの、小型ボディにつめこまれた上級機の性能にあると思います。視野率100%のファインダーや防塵防滴性能、1/8000秒の高速シャッター(シンクロ接点での同期が1/180秒までなのが少々残念ですが)、7コマ/秒の連写機能など、カメラとしての基本性能は他社の上級機と並んでいます。これが、コンパクトなボディに実装されていることが、K-5ならではの大きな魅力となっています。 また、暗い夜空を楽しめる地域で生活している方であれば、この機種を最優先で購入検討すべきかもしれません。先日発表されたGPSユニット「O-GPS1」を利用した天体追尾撮影機能は、ペンタックスにのみ搭載されているSR手振補正機能を活用したもので、手軽に満天の星空を撮影することができます。 コンパクトな上級機K-5の中には、ペンタックスの培ってきた遺伝子が脈々と引き継がれています。これまた魅力のあるカメラを生み出してきたリコーと結びつくことで、これからどのような製品を生み出していくのか、今まで以上に期待が高まります。 |
![]() |
【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】ペンタックスK-5
◎ITmedia デジタルならではの「容赦なさ」が楽しい
◎GANREF ペンタックス K-5 実写レポート
◎BCNランキング 超高感度のデジ一眼、驚異のISO51200の真髄に迫る
|
![]() |
【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
![]() |