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独断 素晴らしい! ![]() ◎FOVEONイメージセンサーが生み出す解像感 ◎イメージセンサーに最適化された素晴らしいレンズ ◎代を重ねるごとに熟成されたインターフェース ◎前機種よりも高速化されたオートフォーカス ◎動作速度をカバーするキャプチャー優先モード |
独断 もう一息! ![]() ●高速化されているものの早くはない動作 ●見劣りがする動画機能 ●ISO800以上になると目立つ高感度ノイズ ●手振れ補正機能が非搭載 ●安定性に課題が残るオートホワイトバランス |
【一口コラム】 シグマ DP2x 最高の解像力を持つスナップカメラ 〜熟成の意味 本年5月に登場したDP2xは、シグマDPシリーズの最新作であり、DP1から数えれば3世代目、6機種目となる。 搭載されているFOVEONセンサーは2008年に発売されたDP1と基本的に同等のものである。レンズも、35mm換算28mmF4のDP1シリーズ、41mmF2.8のDP2シリーズとも、やはり基本的に同じものが載せられている。 具体的に、この間のバージョンアップを見ると、暗箱としてのボディ本体の改善であり、画像処理やインターフェース、レスポンスなどのブラッシュアップである。DP2シリーズで見れば、初代からDP2sへは、画像処理エンジンの最適化、オートフォーカススピードや処理速度の高速化、ユーザーインターフェースの改善がされ、さらにDP2xでは、画像処理の強化による高感度特性の向上、オートフォーカススピードの高速化、キャプチャー優先モードの搭載によるレスポンスの改善、が主な改善点である。 つまり、DP2xで撮影できる画像のほとんどはDP2でも撮影でき、DP1xで撮影できる画像のほとんどもDP1で撮影可能なのだ。ここに、DPシリーズにおける熟成のポイントがある。このカメラの肝はFOVEON X3ダイレクトセンサーおよび、これに最適化されたレンズにあり、そこに手を入れる必要はない。ただし、進化の激しいデジタルの世界であるので、年に1回程度はその時々の最新技術とユーザーからのフィードバックをボディ本体に反映させましょう、というのがシグマのメッセージである。本来の意味での「熟成」を重ねているのがDPシリーズなのだ。 さて、28mmと41mmのどちらのレンズを選ぶか、と悩まれる方もいるだろう。フィルムカメラの時代にも、28mmと35mmのどちらが良いか、という論争が行われていた。もちろん、何をどう撮りたいのか、によって選択すべきであるが、一般的な使用方法であれば、ズームレンズであれば35mmからではなく28mmからの方が使いやすく、単焦点であれば28mmよりも35mmの方が使いやすい、という意見が多かったように記憶している。 DP2xになって、初代よりもオートフォーカスまわりはかなり強化され、精度的にも35mm換算41mmの画角で十分な力を持っている。RAW撮影時にもレスポンスよくシャッターをきることも可能となった。まさに、熟成を重ねたDP2xは、最高の解像力を持つスナップカメラとして、撮影の幅を拡げてくれるだろう。 |
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【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】シグマDP2x
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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