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独断 素晴らしい! ![]() ◎FOVEONセンサーによる高い解像力 ◎ローパスフィルター非搭載による解像感 ◎RAWで21コマ撮影可能な連写性能 ◎視野率98%の光学ファインダー ◎わかりやすい操作性 |
独断 もう一息! ![]() ●実画素数が464万画素にとどまること ●バッファー開放に比較的時間がかかる ●前機種よりは向上したものの、やや低い高感度性能 ●ゴミ対応がダストプロテクターのみ ●ライブビュー、動画撮影に非対応 |
【一口コラム】 シグマ SD15 手軽にダイレクトイメージを楽しめる一眼レフカメラ SD15は、シグマのレンズ交換式デジタルカメラの4代目に当たる。初代のSD9が発売された2002年から8年目、先代のSD14からは3年ぶりの製品となるが、機能はシンプルなものの、他社のレンズ交換式デジタルカメラと同等の使い勝手に成長した。 SD14との大きな違いは、背面液晶が15万画素2.5型から46万画素3型液晶に変更されたことと、バッファーメモリが2倍になり、今までの連続撮影可能枚数6枚から21枚へと大幅に強化された点である。 イメージセンサーは、SD14と同じFOVEON X3 ダイレクトイメージセンサーで、20.7mm×13.8mmと、APS-Cよりも少々小さいセンサーサイズに、約470万画素が実装されている。また、センサー信号の処理方式変更により、SD14よりも1段分高感度特性が向上しており、拡張設定ではISO3200まで設定可能となっている。 SD15が発売されてから、すでに一年が経過した。もともと大量に売れるタイプのカメラではないが、コンスタントに出荷が続いているようである。最近では、DP1やDP2などのカメラを持っている方が、その解像感のある画像に魅せられ、SD15を購入される方が多い。 DPシリーズのユーザーは、SD15ではさらに素晴らしい画像が得られることを期待されているが、残念ながら必ずしもそれは正しくはない。DPシリーズに搭載されているレンズは素晴らしく、35mm換算で28mmまたは41mmの焦点域で撮影するのであれば、おそらくSD15が画質的に上回ることは難しいかもしれない。 しかし、だからといって、DPシリーズのユーザーがSD15を買うのを止めるつもりはない。むしろ逆である。SD15を持つことで、広角から望遠までの画角を楽しむことができることはもちろんのこと、一眼レフでしか撮影できないシーンも少なからずあるからである。 たとえば、動きのある被写体は、DPシリーズに外付光学ファインダーをつけても、なかなか追い切れないだろう。またテンポよく撮影したり、一瞬の子どもの表情を切り取るのも、一眼レフが得意とする分野である。 発売当初はボディ単体で10万円を超えていたSD15だが、SD1の発売に先立ち、大幅に値段が下げられた。様々な焦点距離のレンズで、ダイレクトイメージセンサーの解像感を気軽に楽しめるようになったことはうれしい。唯一の問題は、SD15を使うと、1500万画素のSD1を試してみたくなることかもしれない。 |
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【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】シグマSD15
◎ITmedia シンプルでストイックなデジタル一眼レフ
◎GANREF シグマ SD15 実写レポート
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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