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独断 素晴らしい! ![]() ◎有効4,608万画素(1,536x3)イメージセンサー ◎FOVEONセンサーによる高い解像力 ◎ローパスフィルター非搭載による解像感 ◎APS-Cサイズに拡大されたイメージセンサー (SD15の約1.3倍) ◎SD15と比べ改善された高感度性能 (ISO800まで常用可能) ◎高速化されたオートフォーカス |
独断 もう一息! ![]() ●46万ドットにとどまる液晶モニター ●連続撮影可能枚数が7枚 ●ファインダー視野率が98% ●1改善されたものの、今一歩の高感度性能 ●ライブビュー、動画撮影に非対応 |
独断 デジカメ対決! ![]() |
【一口コラム】 シグマ SD1 孤高のカメラ 〜唯一無二のデジタル一眼レフ SD1の実売価格が発表されたとき、ため息をつかれた方も少なくないのではないでしょうか。発売を前に、兄弟機であるSD15が急激に値段を下げ、レンズキットでも7万円程度で購入できるようになりましたから、「SD1は10万円台、高くても20万円を切るくらいか」と私も思いました。 ところが、いざふたを開けてみれば、「実売価格70万円!」・・・まさに想定外の値付けでした。 思い起こしてみれば、デジタル一眼レフカメラの価格破壊をしたニコンのD1は、1999年の発売、メーカー希望価格は65万円でした。この金額で、本格的な一眼レフタイプのデジタルカメラが購入できると、当時一大ブームが起こったことを記憶しています。その後主流となったAPS-Cサイズのセンサー素子も、D1が切り開いたといっても良いと思います。それから12年の歳月が経過した現在、APS-Cサイズのセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラが、ほぼ同じ価格帯で発売されたことに、ある種の感慨を覚えます。 レンズの限界を明らかにする解像度 このデジタル一眼レフはどんなカメラなのか。それは、シグマのカタログを見るだけで明確になります。 「『最高傑作』の追及。フラグシップカメラ、ここに誕生。」 「正真正銘の『最高画質』。4600万画素、驚異の解像度。」 「『最高傑作』への追及。作画意欲を刺激する画像ポテンシャル。」 これらのコピーからも、作り手の思いが伝わってきます。 しかし、私が見てほしいのは、これらのキャッチではありません。見てほしいのは、ふんだんに掲載されているサンプル写真です。否、これらサンプル写真の脚注です。これらのサンプル写真で使われているレンズは、「85mmF1.4EX」「MACRO 70mmF2.8EX」「50nnF1.4EX」の3本だけで、ズームレンズの作例は1つも掲載されていません。 その理由は、ネット上のレビュー記事等に掲載されている作例を見れば明らかです。たとえば、F2.8通しのズームレンズで撮影したサンプル画像でも、比較的容易に色収差を見つけることができます。そうです。SD1のX3ダイレクトイメージセンサーの解像力は、もはやレンズの限界を明らかにするレベルに達しているのです。 この解像力を必要とするかどうかで、SD1に対する評価は明確に分かれます。もし、この解像力を必要としないのであれば、あなたにとってSD1は購入すべきカメラではありません。それは単に価格の問題ではなく、仮に20万円だったとしても、その結論が変わることはありません。 しかし、もし、この解像力が必要であるならば、SD1はあなたにとって唯一無二のデジタル一眼レフとなります。この解像力の前に、70万円の価格はもちろんのこと、連写をすればすぐに一杯となるバッファーサイズや書込み速度、3型46万ドット液晶モニタ、貧弱な高感度特性、動画非対応等々は取るに足らない些細な問題に過ぎません。 デジタルカメラにとって一番大切な要素は何か。その答えは、一人一人で違うだけでなく、同じ人であっても、撮影目的、撮影シーンによって異なってきます。そこそこの描写力があれば、できるだけ小型軽量で気軽に持ち運べることを優先する場合もあれば、なによりも連写力を重視すべきケースもあります。あるいは、少しでもシャッタースピードを稼ぐために高感度特性に優れたデジタル一眼レフが必要となることもあるかもしれません。 こうした「大切な要素」の中において、解像力は単に一つの要素にすぎません。しかし、SD1が生み出す画像を目にしたとき、「解像力は一つの要素にすぎない」という思いが根底から崩れ落ちる気がするのも、まぎれもない事実です。 |
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【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】シグマSD1 2010年 6月24日 大浦タケシ −強烈な解像感と色乗りをもたらすX3センサー搭載フラッグシップ −従来と同様の先鋭感のまま画素数がアップ −AFや操作性も強化 −まとめ −実写サンプル ◎GANREF シグマ SD1 実写レポート
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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