αNEX-C3 |
SONY |
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独断 素晴らしい! ポイント ◎APS-Cイメージセンサー搭載の小型軽量ボディ ◎ISO12800まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは十分実用レベル) ◎ミラーレスカメラの中では高画質な描写力 ◎従来機種と比べて高速化されたオートフォーカス ◎豊富なカメラ内イメージ編集機能 ◎外付けだがフラッシュが標準添付 ◎チルト方式の液晶モニター |
独断 もう一息! ポイント ●1280X720までの動画機能 ●オプションでも電子ビューファインダーに対応していない ●アクセサリーシューが非搭載 ●レンズラインアップが整備途上 |
独断 デジカメ対決! どっちが良い? ☆ vs ソニー αNEX-5N |
【コラム】 ソニー αNEX-C3 一眼クオリティを最小ボディに 〜レンズとセンサーに特化 昨年5月にNEXシリーズがはじめて姿をあらわしたとき、「レンズキャップのようなカメラだね」と感想を言った方がいらっしゃいました。薄型パンケーキレンズを「ボディキャップ」と表現する言い回しは以前からありましたので、16mmの薄型広角レンズをつけたNEXカメラは、さながら「レンズキャップにボディキャップをつけた」と言えなくもないかもしれません。 デジタルカメラにとって必要なのは、レンズとイメージセンサーです。その2つだけに特化し、他の要素を極限まで削ぎ落とした姿は、好き嫌いはあるかもしれませんが、機能性という面で究極的なデザインだと思います。 昨年発売されたNEX-3は、どちらかといえば、NEX-5の下位機種的な位置づけでした。今回、NEX-3の後継機として発売されたNEX-C3は、5を超える小型・軽量化していることからも明らかなように、まさに新世代NEXシリーズとして位置づけられています。 NEXシリーズは、一眼レフタイプのデジカメで一般的なAPS-Cサイズのセンサーを載せているにもかかわらず、ミラーを省くことで、レンズマウントからイメージセンサーまでの距離、フランジバックを切り詰め、結果として驚くほどの小型化が実現されました。対象として想定しているユーザ層は、コンパクトカメラからのステップアップを目指している方々とされており、その点でも随所に目配りがされています。 今回、NEX-3からNEX-C3にブラッシュアップされる中で、まずはイメージセンサーがα33と同等の1420万画素から、α55と同等の1620万画素CMOSセンサーに変えられています。設定できるISO感度は200から12800までとなっており、APS-Cサイズのセンサーを搭載しているだけあって、コンパクトデジカメよりも数段高感度特性の良い画像を生み出してくれます。 また、コントロールホイールによる直観的な操作で画像の味付けができる点も、他製品より一歩先んじています。ボケの効果や様々なピクチャーエフェクトといった機能は、他のデジカメで搭載されているものもありますが、撮影時点で簡単に試行錯誤できるという意味では、「使える」機能に高められています。こうした効果は、当然撮影後にパソコン上でも加えることができますが、やはり写しているときに被写体を前にして、仕上がりのイメージを確認しながら撮影できるということは、初級者だけでなく、中・上級者にとっても大きなメリットになります。 現在、16mm単焦点レンズ、18mm-55mmの標準ズームレンズ、18mm-200mmの高倍率ズームレンズの計3本が展開されていますが、秋には30mmのマクロレンズも発売予定となっています。 APS-Cサイズの一眼レフデジカメを展開している各社の中で、ソニーが最初にミラーレスのレンズ交換式カメラを提供しました。機械部品を減らすことによるコスト削減の点からも、画像処理技術の向上により処理スピードの高速化が可能となったというの面からも、いずれは一部を除きレンズ交換式カメラはミラーレスの方向に進んでいくのだろうと思います。その意味では、NEXシリーズの動向を一番注視しているのは、他の一眼レフメーカーなのかもしれません。 |
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◎GANREF ソニー NEX-C3 実写レポート
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【基本仕様】
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