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【一口コラム】 ソニー DSC-HX100V 光学30倍ズームの力 〜ビデオも兼ねるオールインワンカメラ ソニーのDSC-HX100Vは、2009年4月に発売されたDSC-HX1の後継機として、2011年4月に発売された。HX1の光学20倍ズームから30倍ズームに強化されたことをはじめ、様々な点でこの2年間の進化を感じさせてくれるデジタルカメラである。 DSC-HX100Vの特長は3つある。 まず第一に、搭載しているレンズである。カールツァイスのバリオ・ゾナーTスター名が付されたレンズは、35mm換算で27mmから810mmまでの光学30倍ズームとなっている。開放F値も、広角側F2.8、望遠側F5.6と、このクラスのカメラとしては明るいレンズが搭載されている。最近のデジタルカメラでは望遠側の焦点距離が大きく伸びているが、それでも810mmは超望遠というべき焦点域であり、フィルム時代には考えられなかった撮影が可能となっている。 二点目の特長は、静止画撮影と同様に動画撮影についても目配りがされている点である。搭載されているイメージセンサーは、1680万画素1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーで、60pのフルHD動画の撮影も可能となっている。レンズ鏡胴のリングは手動ズームとしても設定可能であり、動画撮影時の光学ズームにも対応している。EVFファインダーやバリアングル液晶モニターを使って、まさにビデオカメラのように撮影が可能である。また、HX100Vでは静止画でも秒10コマの高速連写が可能だが、メカニカルシャッターのため、画像のゆがみが発生しにくくなっている。 三点目の特長は、高感度特性である。裏面照射型のCMOSセンサーを搭載していることもあり、ISO3200まで設定可能となっているが、場面や使い方によっては、最高感度でも十分使えるノイズレベルに抑えられている。高倍率ズームの場合、手振れ防止のために少しでも速いシャッタースピードが求められる場面が多いが、レンズシフト方式の手振れ補正機構が良好に作動することと併せ、高感度設定が使えることは利便性を高めてくれる。 DSC-HX100Vを含め、ネオ一眼のコンパクトデジタルカメラは、これ一台あればなんでも撮影できる、という思いを抱かせてくれる。特にこのカメラは動画撮影を高めたことで、ビデオカメラも含めた「これ一台だけ」を可能とさせるカメラだ。 |
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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