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独断 素晴らしい! ![]() ◎現時点ではAPS-Cクラス最高レベルの描写力 ◎ISO12800まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは十分実用レベル) ◎シリーズ初のバリアングル液晶搭載 ◎5.3コマ/秒の連写性能 ◎フルHD動画撮影が可能 ◎14bitRAWで16枚の連続撮影可能枚数 ◎1100枚撮影可能なバッテリー性能 ◎シリーズ初のカメラ内RAW現像機能を搭載 ◎防滴防塵性能のボディ |
独断 もう一息! ![]() ●ライブビューでのオートフォーカスが遅い ●動画撮影中のオートフォーカスが遅 ●前機種よりも連写速度が低下 ●動画撮影時、音声がモノラルのみ (外部ステレオマイクには対応) ●ファインダー視野率が96% |
独断 デジカメ対決! ![]() ☆ vs キヤノン EOS Kiss X5 ☆ vs ニコン D7000 |
【一口コラム】 キヤノン EOS 60D 新世代EOSを担うミドルクラス 〜「KissX5と迷っているのですが」 ある程度カメラに詳しい方なら、KissX5とEOS60Dとは、明らかにターゲットの異なる製品だと考えているだろう。しかし、意外とこの2機種の間で迷っている方も多い。 その理由も明らかだ。一つはEOS60DとKissX5は、概ね価格帯レンジが重なっているためであり、もう一つはKissX5は今年の3月発売と新しい機種であるからだ。加えて、一時期、EOS60Dが在庫不足でなかなか入手できなかったことも大きい。 最近では、小型ボディ=下位クラスという図式も成り立たなくなってきたため、一回り小さいという理由でX5に魅力を感じる方もいる。 私はこの相談を受けると、必ず両機種にレンズを装着して試し撮りをすることを勧める。カメラを構えてシャッターボタンを押下すれば、両機種がまったく異なるカメラであることをわかっていただけるからだ。 EOS60Dは、EOS50Dの後継機、EOS7Dの下位機種として位置づけられているが、実質的にはKissシリーズと1Dシリーズの間をつなぐミドルクラス機である。一般的なアマチュアカメラマンが使うEOSデジカメとしては、実質的にハイエンドクラスと言ってもよい。ボディの構造、シャッターボタンの感触、シャッター動作などからも、そうしたキヤノンの思いが伝わってくる。 EOS60Dを初めて触ったとき、「キヤノンが新たな一歩を踏み出したな」と私は感じた。まずは外観からもわかるように、バリアングル液晶モニターをEOSシリーズとして初めて搭載したこと。バリアングル液晶モニターは、ある種の撮影では不必要であるだけでなく、可動部品を増やすことで本体の脆弱性を高める。しかし、一般的な撮影シーンにおいては、デジタルカメラならではの可能性を拡げてくれるものであり、これがEOSシリーズに搭載されたことに感慨を覚えた。 キヤノンの変化を感じた理由のもう一つは、カメラ内での画像編集機能が格段に強化された点である。カメラ内でのRAW現像機能や、画像のレタッチ機能などは、EOSシリーズでは60Dが初めての搭載となる。確かに、私を含め、デジタルカメラの創生期からかかわっている者からみると、RAW画像の現像やレタッチはあくまでパソコン上できちんと効果を確認しながら行うべきものであり、カメラの貧弱な液晶モニターやエンジンを使ってするものではない、という思いがあった。カメラは、レンズを通してくる光をできるだけ忠実に記録することにすべての力を注ぐべきではないか、という思いでもある。 しかし、実際にカメラ内RAWを使ってみると、これはこれで役に立つ機能であることがわかる。通常の使用目的であれば、カメラ内現像やレタッチで十分役に立つレベルに仕上がる。逆に言えば、デジタルカメラに搭載されているエンジンや液晶モニターが、それだけ高性能になったということなのだろう。 フィルム時代も、キヤノンは新しい試みをミドルクラスの機種で行ってきた。まさにEOS60Dは、新世代のEOSシリーズの方向性を示すデジタルカメラである。つまり、一部のプロだけでなく多くの写真愛好家に、デジタルカメラならではの機能を、親しみやすく、かつ使いやすい形で提供する、ということだ。 |
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【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】キヤノンEOS 60D
◎ITmedia バリアングル液晶付きの多機能一眼レフ
◎GANREF キヤノン EOS 60D 実写レポート
◎ASCIIデジタル 初心者に優しくなった「EOS 60D」
◎マイコミジャーナル バリアングル液晶付きの一眼レフ機
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |
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