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 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs キヤノン powerShot s100

  

 【キヤノン PowerShot S100 特集ページ】はこちらです。 製品外観や描写力テスト結果も掲載。

 

 【一口コラム】 キヤノン PowerShot S95 「サブカメラ」を超えたコンパクトデジカメ


 2009年10月に、新Sシリーズとして発売されたPowerShotS90。昨年8月に、後継機として登場したS95も、そろそろ世代交代の時期が近付いているかもしれません。

 しかし、「レンズ交換式デジタルカメラのサブカメラ」という視点で選んだ場合、私は現時点でも、この機種を候補の一つに加えます。

 サブカメラとして必要な要素は、1、小型軽量で持ち運びに気を使わないで済むこと、2、常用域の焦点距離をカバーしていること、3、それなりに使える画像を生み出すこと、の3つが重要ですが、これに加えてRAWでの記録にも対応していれば、大きなアドバンテージになります。コンパクトタイプのデジタルカメラで、RAW記録に対応している機種はかなり限定されてしまいますので、残念ながらこの点は、プラスの評価項目として考えるようにしています。

 はじめてS90を試用した時、まさにEOSシリーズのサブカメラとして位置づけられた開発コンセプトを強く感じました。同じくサブカメラとしての役割も担っているGシリーズと比較すると、S90/S95は、一眼レフタイプと似た操作性、光学式ファインダー、バリアングルモニターは搭載されていないものの、それと引き換えにコンパクトでシャープなボディを手にしています。Gシリーズは、よりレンズ交換式デジタルカメラに近い存在であり、それが故に、Gシリーズ自体のサブカメラを必要とする場面も想定されます。そのことへの評価で、自ずと選択結果を出すことができます。

 S90からS95に世代交代する中で、高感度特性、手振れ補正機能、操作性がさらにブラッシュアップされました。とりわけ、新たに搭載された「ハイブリッドIS」光学式手振れ補正システムは、今までの「角度ブレ」に加え、「シフトブレ」にも対応しており、水平にブレやすいマクロ撮影時にも大きな効果を発揮しています。実際の撮影でも、概ね3段から4段程度の手振れ補正効果を感じることができます。

 一般的に、手振れを防ぐには1/焦点距離よりも速いシャッタースピードが必要とされています。望遠側105mmであれば、1/100秒よりも速いシャッタースピードとなるわけですが、仮に3段分の手振れ補正能力があれば、1/12秒でもよいことになります。ただし、これは35mmフィルムを使った場合の画角を目安にしたものですので、必ずこれ以下でなければ手振れが起きるというわけでもありません。

 逆に、フィルムカメラと違い、デジタルカメラは拡大して画像を鑑賞することが多いため、今まで以上に手振れが目立ちやすい、ということも言えます。また、フィルムカメラでは、必ず光学ファインダーを使用しますので、かなりしっかりとしたホールディングで撮影できます。これに対し、コンパクトデジカメで一般的な両手を伸ばしての撮影スタイルでは、カメラ自体が軽量になったとはいえ、どうしても手振れが発生しやすくなります。これらのプラスマイナスをトータルで考えると、私はコンパクトデジカメの場合、手振れ補正機能がなければ、フィルムカメラよりも1段程度は手振れしやすいように感じています。

 S95は、高い手振れ補正力を持っているのに加え、今まで以上に高感度特性に優れています。使用目的にもよりますが、通常の使用では、ISO800で撮影した画像でも、不満に感じることは少ないと思います。また、S95では、デジタルカメラならではの機能であるオートISO設定機能−−今までのシャッタースピードと絞りだけでなく、ISO感度を変えることでオート機能を実現すること−−の働き方を選択できるようになりました。同じオートISO設定でも、感度とシャッタースピードのどちらを優先するかが選べるため、この機能が大きく「使える機能」に変わっています。

 高い手振れ補正力、高感度特性、使えるオートISO設定機能。まさに、フィルムカメラ時代には得られなかった「手振れからの解放」を実現したコンパクトデジカメであると思います。

 「サブカメラ」を超えたコンパクトデジカメ。私が勧めて購入した多くの方々の中で、後悔している方が一人もいないカメラでもあります。


 【厳選レビュー記事】

◎All About キヤノン PowerShot S95 デジ一眼は必要ないけど少しだけ画質が欲しいあなたに
  2010年12月21日 清水 博之
  −総合評価  4.0
  −画質    5.0
  −操作性   4.0
  −機能性   4.0
  −携帯性   4.0
  −バッテリー 3.0

◎デジカメWatch 【新製品レビュー】キヤノンPowerShot S95
  2010年11月29日 折本幸治
  −「ハイブリッドIS」搭載の高機能スリムコンパクト
  −電源ボタンの位置が変更
  −とにかく強力なハイブリッドIS
  −コンパクトデジカメ最上クラスの画質
  −まとめ
  −実写サンプル

◎ITmedia カスタマイズ性とサイズ感の両立
  2010年11月 1日 小山安博
  −気軽に携帯できるサイズ感
  −多彩な設定が可能なマニュアル撮影
  −操作性を向上させるカスタマイズ機能
  −作例

◎価格.comマガジン これぞ“正当進化” 進化点レビュー
  2010年 9月10日 編集部
  −高画質システム「HS SYSTEM」を継承し、高感度時のディテールが向上
  −「PowerShot S95」と「PowerShot S90」と比較作例
  −「PowerShot S95」の感度別作例
  −マクロ撮影での手ブレを軽減する「ハイブリッドIS」を搭載
  −ハイダイナミックレンジやマルチアスペクト撮影などの新機能を搭載
  −ハイビジョン動画撮影に対応
  −リングの操作性やホールド感などがブラッシュアップ
  −レビューまとめ
  −自由作例




 【基本仕様】
画素数 1040万画素(総)/1000万(有効) 画像素子  1/1.7型CCD
ISO感度 80〜3200  記録フォーマット  JPEG/RAW 
焦点距離(35mm換算) 28mm〜105mm  F値 F2〜F4.9 
液晶モニター 3インチ 46.1万ドット  シャッタースピード  1〜1/1600 秒
ファインダー 起動時間 1.5 秒
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 NB-6L
撮影枚数 200枚 インターフェース USB、HDMI、AV出力 
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード マルチメディアカード   
手振れ補正機能  光学式 防水    
連射機能 1.9コマ/秒 バリアングル    
付加機能     RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1280x720
幅x高さx奥行き 99.8x58.4x29.5 mm  本体重量 170g

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