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交換レンズを買おうと思います。レンズの種類と選び方のポイントを教えてください。

【質問】

 デジタル一眼レフを購入しました。標準ズームがセットになったものを購入したのですが、次のどのようなレンズを選ぶべきか迷っています。レンズの種類と選択のポイントについて教えてください。


【回答】

 デジタル一眼レフやミラーレスカメラの一番の特長は、撮影したいシーンに合わせてレンズを交換できることです。最近のネオ一眼などのレンズ固定式カメラでは、広角から超望遠までをカバーする光学60倍といったレンズを搭載しているものも出てきていますが、焦点距離、明るさ、描写力、最短撮影距離、機能、サイズや重さなどのすべての点でベストなレンズを作ることは、現在の光学技術ではできません。そのため、撮影シーンに合わせて最適なレンズに交換することが必要であり、それができるのがデジタル一眼レフやミラーレスカメラとなります。


総出荷本数が1億本を超えたキヤノン交換レンズEFシリーズ
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 I.交換レンズの種類

 たくさんある交換レンズの中から選ぶためには、まずはどのようなレンズがあるかを知る必要があります。とはいえ、交換レンズを分類するにあたって、明確な基準があるわけではありません。このことがレンズ選びを複雑に感じさせる一つの要因となっています。

レンズの仕様
レンズ名称を見ると、そのレンズの基本仕様がわかるようになっています。

 まずは、主なレンズの分類について見てみたいと思います。


<分類1>焦点距離が固定か可変か:単焦点レンズとズームレンズ

 まずポイントになるのは、レンズの焦点距離が固定の「単焦点レンズ」と、焦点距離を変えることができる「ズームレンズ」の違いです。

 たとえば、「50mmF1.8」というレンズは、焦点距離が50mm、開放F値がF1.8となりますが、この焦点距離の部分には1つの数字しか入っていません。これが単焦点レンズであることを示しています。これに対し、「16-50mmF3.5-4.5」というレンズは、焦点距離が16mmから50mmまで変えることができ、16mmの時の開放F値がF3.5、50mmの時の開放F値はF4.5となるレンズとなります。こうした焦点距離を変えることができるレンズを「ズームレンズ」と呼びます。

ソニーレンズのサイズ比較
ズームレンズDT16-50mmF2.8と単焦点レンズDT35mmF1.8。どちらもAPS-Cサイズ用ですがサイズはかなり違います。

 

  • 単焦点レンズの特徴
    1. 明るい(開放F値が小さい)レンズを作りやすい。
    2. 比較的小型で軽量。
    3. 比較的描写性能が高い。
    4. 画角を変えるためにはレンズを交換しなければならない。
  • ズームレンズの特徴
    1. レンズを交換することなく、画角を変えることができる。
    2. 比較的大きく重くなる。
    3. 比較的暗い(開放F値が大きい)レンズが多い。
    4. 描写性能の点では、不利となる場合が多い。

 なお、焦点距離を変えられない点以外は、一般的な特徴となります。最近では、ズームレンズであってもかなりコンパクトなものや、あるいは一昔前の単焦点レンズを凌駕する描写力をもったものも出てきています。



<分類2>焦点距離の違い:広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ

 次に、レンズで重要なのが焦点距離で、この数値によってどれだけの画角をカバーできるかが決まります。

 画角について明確な区分はありませんが、一般的には「広角」、「標準」、「望遠」に分けることが多く、広角については特に広い画角となるレンズ(焦点距離が短いレンズ)を「超広角」、同様に望遠については比較的焦点距離が短いものを「中望遠」、長いものを「超望遠」ということもあります。

 概ね50mm前後(35mm版フルサイズに換算した時の画角。APS-Cサイズであれば35mm前後、マイクロフォーサーズであれば25mm前後)を標準レンズといい、それよりも焦点距離が短いレンズ(画角は広くなります)を「広角レンズ」、長いレンズ(画角は狭くなります)を「望遠レンズ」と言います。

 デジタル時代ではフィルム時代よりもカバーする画角の幅が広がってきており、たとえば以前であれば焦点距離35mm相当の画角をカバーするレンズは広角レンズと見られていましたが、最近ではむしろ標準レンズに近い扱いとなっているようです。

 

  • 標準レンズの特徴(概ね50mm相当前後の画角のレンズ)
    1. 肉眼で見たときの自然な視野に近い画角と言われています。
    2. 概ね撮像面の対角線長(35mm版の場合は約43mm)と同等の焦点距離。
    3. 単焦点レンズの場合、F1.4やF1.8などの明るいレンズが比較的安価に入手できる。
    4. ズームレンズの場合、標準域の焦点域をはさんで広角側と望遠側にズーム操作が可能のため、日常的な撮影シーンで使いやすい画角をカバーしている。
  • 広角レンズの特徴(概ね28mm相当よりも広い画角のレンズ)
    1. 標準レンズよりも広い範囲を写すことができる。
    2. 標準レンズよりも手ぶれの影響が出にくい。
    3. 被写界深度が深く、ボケが小さい。
    4. 遠近感が強調(パースペクティブ効果)され、デフォルメ(近くのものはより大きく、遠くのものはより小さく写る)がされる。
    5. 樽型の歪曲収差が比較的出やすい。
    6. 望遠レンズと比べると、比較的コンパクトなものが多い。
  • 望遠レンズの特徴(概ね75mm相当よりも狭い画角のレンズ)
    1. 標準レンズよりも狭い範囲を写すことができる。
    2. 標準レンズよりも手ぶれの影響が出やすい。
    3. 被写界深度が浅く、ボケが大きい。
    4. 圧縮効果があり、遠近感が少なくなる。
    5. 糸巻型の歪曲収差が比較的出やすい。
    6. 標準レンズや広角レンズと比べると、比較的大型のものが多い。

 ズームレンズの場合には、基本的に標準レンズの画角をカバーしているズームレンズを「標準ズームレンズ」、広角レンズの画角をカバーしているズームレンズを「広角ズームレンズ」、望遠レンズの画角をカバーしているズームレンズを「望遠ズームレンズ」と呼びますが、ズームレンズの焦点距離には幅(広角端から望遠端)があるため、中には広角レンズから望遠レンズまでの役割を1本で果たせるものもあります。


(画角の例:35mm版での対角線画角)
20mmの画角イメージ 28mmの画角イメージ 35mmの画角イメージ
20mm(94.5°)          28mm(75.4°)          35mm(63.4°)

50mmの画角イメージ 85mmの画角イメージ 100mmの画角イメージ
50mm(46.8°)          85mm(28.6°)          100mm(24.4°)

200mmの画角イメージ 300mmの画角イメージ 600mmの画角イメージ
200mm(12.4°)          300mm(8.3°)          600mm(4.1°)


<分類3>機能面等での違い:マクロ、手ぶれ補正、高倍率、大口径など

 レンズ選びにおいては、ズームレンズか単焦点レンズか、そしてカバーする画角が一番の選択ポイントとなります。しかし、あくまでこの2つは基本部分であり、実際のレンズ選びでは他の要素についても目配りが必要です。

 ここでは、その他に注意すべき主な点について見てみます。

 

●マクロ(マイクロ)撮影機能
 とくに被写体を大きく撮影できるレンズのことをマクロレンズ(ニコンではマイクロレンズと呼びます)と言います。単焦点レンズであれば、最大撮影倍率が1/2倍または1倍(撮像素子上に被写体と同じ大きさで写せる場合は1倍となります。)のものを指しますが、ズームレンズの場合には「比較的近接での撮影も重視したレンズ」という位置づけのものが多く、最大撮影倍率が1/2倍以下のものもあります。
●手ぶれ補正機能
 カメラ側に手ぶれ補正機能を搭載していない場合、手ぶれ補正機能を使うためには、レンズ側に機能を搭載している必要があります。広角レンズでは搭載していないものもありますが、最近のレンズは手ぶれ補正機能を搭載しているものが多いようです。なお、カメラ本体内に手ぶれ補正機能を搭載しているオリンパスやソニー(Aマウント)、ペンタックス(Kマウント)では、レンズ側に手ぶれ補正機能は必要ありません。
●高倍率ズーム
 フィルムカメラの時代でも28-200mmのように広角から望遠側まで広い画角をカバーするレンズがありましたが、デジタル時代に入るとさらにズーム域が拡大しています。とくに、APS-Cサイズに対応したレンズでは、24-450mm相当のようなレンズも出てきており、少なくとも焦点距離に関してはほとんどの撮影シーンをカバーできる「万能レンズ」と言えます。
●大口径レンズ
 厳密な定義はありませんが、一般的なレンズと比べ開放F値が小さく明るいレンズのことを指します。たとえば50mmF1.2や200mmF2.0などの単焦点レンズや、16-50mmF2.8や70-200mmF2.8のようなズームレンズも大口径レンズとなります。レンズが明るい分、より早いシャッタースピードが選択できるだけでなく、ボケ表現などの幅も広いレンズとなっています。最近は、カメラ側の高感度性能が急速に向上したこともあり、明るいF値よりは総合的な描写性能やコンパクト性を重視したレンズが増えてきたように思います。

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 II.選択のポイント

 最初のデジタル一眼レフは、標準ズームレンズがセットになったレンズキットか、これに望遠ズームも付いたダブルズームレンズキットを購入される方が多いと思います。この2本のレンズがあれば、大体の撮影シーンはカバーできますし、キットレンズは描写性能の点でも決して悪くはないレンズです。それは、ボディ本体とセットで販売されるので出荷数が極めて多く、レンズ設計を丁寧に行っているからです。

  それでは、次のレンズをどう選ぶかということになりますが、選択にあたっては「どういう使い方をするか」ということをイメージする必要があります。もちろん厳密に決める必要はなく、「こんな場面で、こんな写真を撮りたい」といった漠然としたレベルでも十分かと思います。

 その上で、比較的最近デジタル一眼レフやミラーレスカメラを手に入れた方にお勧めのレンズをあげると、次のようになります。

<候補1>単焦点標準レンズ

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

 明るくトップレベルの描写性能、小型軽量、安価と3拍子揃ったレンズが「単焦点標準レンズ」です。明るいレンズのため、ボケを活かした撮影もできますし、ズームレンズやコンパクトカメラとは一味違った写真を撮ることができるレンズです。どちらかと言えば、50mmの方がお勧めですが、スナップなどでも使うのであれば、35mmや40mmの方が使い勝手が良いかもしれません。

 お勧めユーザー:全員

 レンズの例
  キヤノン EF 50mm F1.8 II:実売価格1万円程度
  キヤノン EF 40mm F2.8 STM:実売価格1万8千円程度
  ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G:実売価格2万2千円程度
  ニコン AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G:実売価格2万6千円程度
  ソニー DT 50mm F1.8 SAM SAL50F18:実売価格1万5千円程度(※APS-C用)
  ソニー DT 35mm F1.8 SAM SAL35F18:実売価格1万7千円程度(※APS-C用)
  ペンタックス smc PENTAX-DA 35mm F2.4 AL:実売価格1万9千円程度(※APS-C用)
  ペンタックス smc PENTAX-DA 50mm F1.8:実売価格2万円程度(※APS-C用)


(F値の違いによるボケ表現の差:開放F値が小さいレンズでは、ボケ表現の幅が広くなります。)
50mmF1.4のボケと被写界深度 50mmF1.4のボケと被写界深度 50mmF1.4のボケと被写界深度
左から、F1.4、F2.0、F2.8のボケと被写界深度。レンズはソニー 50mmF1.4。ピントは手前から6本目の電池に置いています。

50mmF1.4のボケと被写界深度 50mmF1.4のボケと被写界深度 50mmF1.4のボケと被写界深度
左から、F4.0、F5.6、F8.0のボケと被写界深度。レンズはソニー 50mmF1.4。ピントは手前から6本目の電池に置いています。

50mmF1.4のボケと被写界深度 50mmF1.4のボケと被写界深度 50mmF1.4のボケと被写界深度
左から、F11、F16、F22のボケと被写界深度。レンズはソニー 50mmF1.4。ピントは手前から6本目の電池に置いています。


<候補2>高倍率ズームレンズ

キヤノン EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM
キヤノン EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM

 高倍率ズームレンズも出始めの頃は「便利だけど描写力はそれなり」といったものが多かったですが、最近は描写性能も格段に向上しており、1本で広角から望遠までカバーできる万能ズームレンズです。撮影シーンに合わせてレンズを交換する必要がないため、旅行時や屋外での撮影では特に利便性が高いと思います。

 お勧めユーザー:旅行などに行く機会や屋外での撮影が多い方

 レンズの例
  キヤノン EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS:実売価格4万円台中頃(※APS-C用)
  キヤノン EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM:実売価格5万円台中頃(※APS-C用)
  ニコン AF-S NIKKOR DX 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR:実売価格8万円程度(※APS-C用)
  ニコン AF-S NIKKOR DX 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR:実売価格5万円台中頃(※APS-C用)
  ソニー DT 18-250mm F3.5-6.3 SAL18250:実売価格4万円台中頃(※APS-C用)
  ソニー DT 18-135mm F3.5-5.6 SAL18135:実売価格3万円程度(※APS-C用)
  ペンタックス smc PENTAX-DA 18-270mm F3.5-6.3ED SDM:実売価格6万円程度(※APS-C用)
  ペンタックス smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL DC WR:実売価格4万円台中頃(※APS-C用)

<候補3>広角ズームレンズ

ソニー DT 11-18mm F4.5-5.6 SAL1118
ソニー DT 11-18mm F4.5-5.6 SAL1118

 広角ズームレンズも、デジタル時代になって急速に充実してきた分野です。以前は、F2.8固定の大口径広角ズームが中心でしたが、最近は開放F値を少々抑えることで、コンパクト化と廉価化を実現したものも登場しています。広角レンズは寄ることで被写体を強調するなど、表現上も工夫に応えてくれるレンズです。

 お勧めユーザー:屋内や広い風景の撮影が多い方

 レンズの例
  キヤノン EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM:実売価格4万円程度(※APS-C用)
  ニコン AF-S NIKKOR DX 10-24mm f/3.5-4.5G ED:実売価格9万円程度(※APS-C用)
  ソニー DT 11-18mm F4.5-5.6 SAL1118:実売価格5万円程度(※APS-C用)
  ペンタックス smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL:実売価格7万円程度(※APS-C用)

<候補4>大口径望遠ズームレンズ

ペンタックス smc PENTAX-DA★ 60-250mmF4ED SDM
ペンタックス smc PENTAX-DA★ 60-250mmF4ED SDM

 中望遠域から望遠域までをカバーする大口径ズームレンズです。F2.8の開放F値固定ズームも魅力的ですが、よりコンパクトで値ごろ感のあるF4ズームの方がコストパフォーマンスは高くなります。屋内や屋外を問わず、スポーツや発表会等で活躍するレンズであり、予算に余裕があれば1本は用意しておくことをお勧めします。

 お勧めユーザー:スポーツや人物撮影などの機会が多い方

 レンズの例
  キヤノン EF 70-200mm F4L IS USM:実売価格12万円程度
  キヤノン EF 70-200mm F2.8L IS II USM:実売価格22万円程度
  ニコン AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR:実売価格14万円程度
  ニコン AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II:実売価格22万円程度
  ソニー 70-200mm F2.8 G SSM II SAL70200G2:実売価格25万円程度
  ペンタックス smc PENTAX-DA★ 60-250mmF4ED SDM:実売価格14万円程度(※APS-C用)


編集: Inaba Kunio)

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