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番外編 Apple iPhone5s カメラ性能をチェック! |
アップル iPhone5s
by Inaba Kunio
スマートフォントップレベルに進化したカメラ性能 評価:5.0
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1. iPhone5sの特長は?
2013年9月20日、国内でもソフトバンク、AU、ドコモの三社からiPhone5s、iPhone5cが発売開始となりました。iPhone4sからiPhone5へは、画面サイズが大きくなるなど外見上も大きな変化がありましたが、iPhone5sは見た目もiPhone5に似ており、マイナーバージョンアップモデルとなっています。
iPhone5と比べた主な進化点は次の通りです。
iPhone5sと同時にバージョンアップされたiOS7では、標準搭載されているカメラアプリケーションも強化されています。主な進化ポイントは次の通りです。
こうしてみると、ハードウェアとソフトウェア両方の進化により、かなり使い勝手が向上したことを実感します。 2. カメラ仕様
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3. 製品外観
iPhone5(左側)とiPhone5s(右側)。ボディカラーは異なりますが、基本的な外形デザインはほぼ同じです。目立つ違いは、ホームボタンに指紋センサーが組み込まれたところです。
iPhone5s(左側)とiPhone5(右側)。ボディ厚も一緒です。
iPhone5(左側)とiPhone5s(右側)。基本的な背面デザインも共通しています。
iPhone5sの進化点の一つがTrueToneフラッシュです。LEDフラッシュが2灯になったことで、縦長になりました。
iPhone5のLEDフラッシュ部。
iPhone5sのスピーカー部の形状も、iPhone5と同じです。スピーカーの上にあるのが前面カメラで、横にあるのは近接センサーです。
iPhone5のスピーカー部。ブラックモデルのため近接センサーが見えませんが、基本的にはiPhone5sと同じです。
iPhone5(左側)とiPhone5s(右側)。同じカメラアプリですが、iPhone5sではスローモーションモードが表示されます。
iPhone5sとiPhone5の連写性能の違い。(約40秒) Sponsored Links
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4. 描写力(1) 歪曲収差
iPhoneは標準状態ではオートで撮影するカメラのため、設定できる項目は限られます。これまでのフラッシュ撮影(自動、オン、オフ)、画面へのグリッド表示の有無、HDR処理の有無、パノラマ撮影に加えて、スクエアとスローモーション、フィルター処理が追加になりました。なお、iPhone5でもiOS7にバージョンアップすると、スクエアモードとフィルター処理は利用可能となります。
なお、カメラ部分はiPhone5と同じ有効800万画素ですが、レンズは4.12mmF2.2(35mm換算30mm)となりました。iPhone5の4.13mmF2.4(35mm換算33mm)と比べると、レンズの実焦点距離はほぼ同じですが画角が広くなっていることから、イメージセンサーのサイズが大きくなっていることがわかります。 iPhone5の描写力チェックとして、まずは歪曲収差の確認を行いました。35mm換算30mmの単焦点レンズということもあり、良好に補正されています。おそらく電子的な補正も加えられていますが、直線を主体とした被写体撮影時にも、アングル等を工夫せずに撮影できると思います。 焦点距離:4.12mm(35mm換算30mm) (2) 解像力一般的なコンパクトカメラに搭載されている1/2.3型よりもさらに小さいイメージセンサーですが、有効画素数を800万画素に抑えてあるため、スマートフォンのカメラとしてはかなり高いレベルの描写性能であると思います。このことはiPhone5でも感じましたが、iPhone5sではさらに進化していることを実感しました。ISO12233準拠チャートでは、一部モアレが発生しているものの、2500本のラインも視認可能です。iPhone5では概ね2000本のあたりまででしたので、解像感の点で進化していることがわかります。 ただし、3枚目の写真でわかるように、斜めのラインに関しては、解像力低下が視認できます。このあたりは、小サイズ・センサーの限界を示しているのかもしれません。 下記の画像は等倍画像ですが、クリックすると元画像が開くので確認していただければと思います。
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