【まずはじめに】書き込み禁止に設定する

　間違ってデータを削除してしまったら、頭に血が上ってしまい、冷静に判断することは難しいかもしれません。まずはじめに行うことは、SDメモリーカードの横にあるスライドスイッチを「LOCK」側にすることです。これで、SDメモリーカードの不用意なデータ上書きを防止することができます。

【復旧１】データ復旧用の無料ソフトを使う

　データ復活は、パソコンで行います。そのためのソフトウェアがいろいろと配布・販売されています。まずは、無料ソフトで復活できないかを試してみることをお勧めします。

　復旧ソフトはいろいろとありますが、定番の2つをご紹介します。

　DataRecovery：
　　パソコンにインストール不要なコンパクトソフトです。
　　Vecterさんのサイトで無料ダウンロードできます。　-->　ダウンロードページ
　PhotoRec：
　　英語ソフトですが、定評があります。GNUライセンスにもとづくオープンソースで開発。
　　PhotoRecのサイト　-->　ダウンロードページ

【復旧２】データ復旧用の有料ソフトを使う

　フリーソフトで復旧できない場合でも、有料ソフトで復旧できることは少なくありません。有料ソフトにはいくつかありますが、私自身が使用しているソフトをご紹介します。

　ファイナルデータ（AOSテクノロジーズ）：
　　カードを誤ってフォーマットしてしまった場合などにも対応できることがあります。
　　「デジカメ画像の復元」など、操作がわかりやすい点も特徴です。　-->　直販サイトのページ

【復旧３】データ復旧サービスを使う

　データ復旧サービスには、オンラインで復旧を行う「画像復活.com」（市川ソフトラボラトリー）と、メディアを送付して本格的に分析・復旧をする「データレスキューセンター」といったものがあります。

　「画像復旧.com」：
　　　オンラインでのお試しとして、最初の10枚を無料で復旧するサービスもあります。
　　　すべての場合は、1回につき2,000円の費用が発生します。　-->　画像復旧.comのページ

　「データレスキューセンター」：
　　　主に企業向けのサービスを行っている（株）アラジンのサービスです。
　　　メモリーカードの場合、単に消去した場合であれば10,500～21,000円、物理的に破損した場合
　　　では、31,500～99,750円の費用となります。　-->　データレスキューセンターのページ

【関連項目】

　SDメモリーカード