【APS】Advanced Photo System
1996年に販売開始された写真システムで、富士フイルム、イーストマンコダック、キヤノン、ミノルタ、ニコンによって共同開発されたもの。幅24mmのカートリッジ型フィルムIX240を使用する。フィルム面に磁気がコーティングされており、撮影日時やプリント情報などを記録できることが特徴だった。
一つのフィルムで、APS-H(ハイビジョン 9:16)、APS-C(クラシック 3:2)、APS-P(パノラマ 1:3)の3つのサイズで撮影できた。フィルムからデジタルへの急速な移行という時代背景の中で、APSは規格として成功したとは言えず、最後まで生産を継続していた富士フイルムも2012年5月に生産終了し、事実上終焉を迎えた。
現在は、デジタルカメラのイメージセンサーサイズとして、APS-HやAPS-Cが使用されている。
APS-Hサイズ:フィルム規格は30.2×16.7mm、デジカメではアスペクト比3:2の28.8×19.2mm。
APS-Cサイズ:フィルムの規格23.4mm×16.7mmにほぼ準じたサイズ。
APSフィルムカートリッジ
35mmフルサイズとAPS各フォーマット
富士フイルム、コダック、コニカなど主要各社が製品を展開していた。
【関連項目】
35mm(フルサイズ)
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