色空間とは、表現可能な色の範囲で、個々の色を座標によって指定できる。代表的な色空間としては、IEC(国際電気標準会議)が定めた「sRGB(standard RGB)」やAdobe Systemsの「AdobeRGB」がある。 AdobeRGBはsRGBよりも緑など広い範囲の色再現領域を持つため、DTPなどでは標準的に使用されている。 もともと色の構成方法は多様であるとともに、評価者による差異もあることから、色を定量的に表すために色空間が考案された。なお、色空間が表現できる色の範囲を色域という。