【画角】 angle of view
カメラでの撮影時、写される範囲を角度で示したもの。0°から360°であらわすことができる。画角が大きければ広い範囲が、小さければ狭い範囲が写されることになる。広角側になれば画角は広くなり、望遠側になれば画角は狭くなる。
理想的な光学レンズを用いる場合、画角は、撮像面の大きさとレンズの焦点距離によって決まる。画角は水平画角(フレームの左端から右端までの角度)、垂直画角(フレームの上端から下端までの角度)、対角線画角(フレームの左端上から右端下までの角度)の3つがある。
デジタルカメラでは、撮像素子の大きさが複数あるため、一般に35mm版に換算した画角を示すことが多い。
APS-C版であれば、焦点距離を1.5倍(キヤノンでは1.6倍)に、マイクロフォーサーズ(4/3型)では2倍に、1型センサーであれば2.7倍にしたものとなる。たとえば、焦点距離20mmのレンズを用いる場合、APS-C版であれば30mm相当、マイクロフォーサーズでは40mm相当、1型センサーでは54mm相当の画角となる。
【画角の例】(35mm版での対角線画角)
20mm(94.5°) 28mm(75.4°) 35mm(63.4°)
50mm(46.8°) 85mm(28.6°) 100mm(24.4°)
200mm(12.4°) 300mm(8.3°) 600mm(4.1°)
【関連項目】
イメージセンサー
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