【回析現象】 小絞りボケ
一般的には、レンズの絞りを絞ることで、被写界深度も深く鮮明な画像が得られるが、一定以上絞り込むことで、逆に光の回析現象により画像の鮮明度が失われていくこと。
フィルム時代にはあまり問題にはならなかったが、デジタルカメラになって多画素化とセンサーサイズの小型化により一画素あたりのサイズが小さくなってきたことで、この問題がクローズアップされてきた。
一般的に、小サイズセンサーを用いているコンパクトデジタルカメラでは、開放で撮影した方が鮮明な画像が得られる。また、最近のイメージセンサーでは、35mmフルサイズでF11、APS-CでF8、フォーサーズではF5.6が回析現象を受けない限界であるといわれている。
【関連項目】
デジカメ質問箱:レンズの絞りは絞るほど画像は鮮明になりますか?
デジカメ質問箱:「画素数が多い方がきれいな写真が撮れますか?」
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