【ローパスフィルター】 LPF / low pass filter
撮像素子の前面に装着し、受光した光の空間周波数が高い部分をカットするフィルターのこと。イメージをぼやかし、細かい模様をカットする。
一般的なデジタルカメラに用いられているベイヤー配列型の撮像素子では、各画素は単色だけを識別し、周辺の画素情報と併せて色を演算処理で作り出している。そのため、イメージセンサー画素ピッチよりも細かい模様がある部分では、本来ありえない「偽色」やモアレが発生しやすい。LPFは、それを抑えるために用いられるが、画像の解像感は低下する。
最近では画像処理エンジンの機能が進んだこともあり、ニコンのD800EなどLPF機能を搭載しないデジタルカメラも増えてきている。
【関連項目】
赤外線フィルター
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