【赤外カットフィルター】 infrared cut filter
イメージセンサーは可視光だけでなく、赤外線からも感光する。そのため、一般撮影に使用するデジタルカメラでは、イメージセンサーの前に赤外線カット用のフィルターを設置して赤外線光がイメージセンサーに到達しないようにしてある。
科学捜査や医療用、天体撮影用に赤外線カメラが用いられるケースもある。また、天体撮影用カメラとして、Hα線の透過率を向上させた赤外カットフィルターを搭載したキヤノンのEOS60Da等のメーカー正規品もある。EOS60Daでは、通常のデジタル一眼レフでは捉えきれなかった赤色散光星雲なども、特殊フィルターを使用することなく鮮明に撮影することができる。その代り、赤みが強くなるため一般の被写体の撮影には適さない。
【関連項目】
ローパスフィルター
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