【測距輝度範囲】
オートフォーカスセンサーが正しく稼働することができる露出値の範囲。測距輝度範囲は下限値と上限値をEV値で示し、下限値が低いほど暗い場面でもオートフォーカスが機能する。この範囲にあれば確実にオートフォーカスが機能するというわけではなく、被写体のコントラストが低いため測距できないということもある。
たとえば、キヤノンのフラグシップ機EOS-1DXの測距輝度範囲はEV-2~EV18なので、ISO感度が100、絞りF2.0、シャッタースピード1秒で適正露光となる環境下でもオートフォーカスが機能可能であることを示す。
同様に、上限値のEV18は、ISO100、絞りF5.6、シャッタースピード1/8000秒で適正露光となる環境となる。
一般的に、測距輝度範囲の暗部側はそれほど広くはないため、暗い場合にはAF補助光等を活用する必要がある。
【関連項目】
EV値
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