比較14 富士フイルム FinePix X100 VS 富士フイルム X10富士フイルムのX100とX10は同じ土俵の上で評価する機種ではありませんが、あえて両機種の特徴を明らかにするために比較をしました。 X100の優位点は、大型イメージセンサーによる優れた描写性能と高性能単焦点レンズ、ハイブリッドビューファインダーに尽きます。 これに対し、X10はその他の点では意外とよく健闘しています。 とくに、動画撮影性能や手振れ補正機能など、明らかにX100を上回る部分も持っています。 X10は発売後間もないことから、現時点では約3万円の価格差となっていますが、徐々にもう少し差が広がっていくものと思われます。【追記】 富士フイルム X10 の詳細レビュー記事を掲載しました。 製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
富士フイルム FinePix X100 | 富士フイルム X10 | 独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1230万画素 23.6mm×15.8mmCMOS |
有効1200万画素 2/3型 EXR CMOS |
どちらも十分な描写力だが、APS-CサイズセンサーであるX100の方がより高画質。 | X100が良 |
高感度特性 | ISO200-6400(拡張で100-12800) | ISO100-12800 | 設定可能なISO感度は同じものの、ノイズ感を含めX100の方が良い。 | X100が良 |
レンズ | 35mm(35mm換算) F2 |
28-112mm(35mm換算) F2-2.8 |
どちらも高画質だが、より高画質な単焦点と、より便利なズームとの違いがある。 | 同等 |
連写性能 | 5コマ/秒 | 10コマ/秒 | 連写性能はX10の方が高いが、X100はRAWで8コマの連続撮影が可能であり、実用性はX100の方が高い。 | X100が良 |
ファインダー | ハイブリッドビューファインダー | 実像式光学ファインダー | X100のハイブリッドビューファインダーは素晴らしい。 | X100が良 |
シャッター | 1/4000-30秒 | 1/4000-1/4秒 | ほぼ同等。 | 同等 |
バッテリー | 専用NP-95 300枚 |
専用NP-50 270枚 |
ほぼ同等。 | 同等 |
インター フェース |
USB2.0、HDMI | USB2.0、AV出力、HDMI | X10はAV出力にも対応。 | ややX10が良 |
液晶モニタ | 2.8型46万ドット | 2.8型46万ドット | ほぼ同等。 | 同等 |
動画性能 | 1280x720 | 1920x1080 | X10はフルHDに対応。 | X10が良 |
付加機能 | RAW撮影可能 | 手振れ補正機能 RAW撮影可能 |
X10は手振れ補正機能を実装。 | X10が良 |
サイズ | 126.5x74.4x53.9 mm | 117x69.6x56.8 mm | ややX10の方が小さい。 | X10が良 |
重さ | 405g | 330g | ややX10の方が軽い。 | X10が良 |
価格 | オープン(9万円台〜) | オープン(6万円台〜) | X10は発売直後だが、3万円程度安価。 | X10が良 |
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |