比較17 キヤノン PowerShot G1X VS PowerShot G12キヤノンのPowerShot G1XとpowerShot G12は同じ土俵の上で評価する機種ではありませんが、あえて両機種の特徴を明らかにするために比較をしました。 G1Xの優位点は、1.5型の大型イメージセンサーによる優れた描写性能と高性能レンズであり、コンパクトカメラを超えた画像を生み出してくれるものと思われます。イメージセンサーのサイズは、マイクロフォーサーズを超える大きさであり、解像力、ダイナミックレンジ、高感度性能に期待が持てます。これに対し、PowerShot G12は、比較的小型軽量なボディである点が魅力的です。最近、PowerShot S100をはじめとする小型コンパクトカメラの描写性能が向上していることから、それらとの差別化をはかる上でも、G1XはGシリーズの正常進化モデルと言えるかもしれません。【追記】 キヤノン PowerShot G1X の詳細レビュー記事を掲載しました。 製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
キヤノン PowerShot G1X | キヤノン PowerShot G12 | 独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1430万画素 18.7mm X 14.0mm CMOS |
有効1000万画素 1/1.7型 CCD |
G1Xの実写画像は公開されていないものの、画素数、画素ピッチともG1Xの方が優れている。 | G1Xが良 |
高感度特性 | ISO100-12800 | ISO80-3200 | 1画素の面積はG1XはG12の6倍であり、G1Xの方が高いものと推測される。 | G1Xが良 |
レンズ | 28mm-112mm(35mm換算) F2.8-5.8 |
28mm-140mm(35mm換算) F2.8-4.5 |
センサーサイズが異なるため同列には比較できないものの、スペック的にはほぼ同等。 | 同等 |
連写性能 | 1.9コマ/秒 | 2コマ/秒 | 通常連写では同等だが、G1Xには6コマ/秒の高速連写モードがある。 | 同等 |
ファインダー | 実像式光学ファインダー | 実像式光学ファインダー | ほぼ同等。 | 同等 |
シャッター | 1/4000-60秒 | 1/4000-15秒 | ほぼ同等。 | 同等 |
バッテリー | 専用NB-10L 250枚 |
専用NB-7L 370枚 |
G12の方が撮影枚数が多いものと推測される。 | G12が良 |
インター フェース |
USB2.0、AV出力、HDMI | USB2.0、AV出力、HDMI | ほぼ同等。 | 同等 |
液晶モニタ | 3型92万ドット | 2.8型46万ドット | G1Xの方が大型高精細液晶となる。 | G1Xが良 |
動画性能 | 1920x1080 | 1280x720 | G1XはフルHDに対応。 | G1Xが良 |
付加機能 | 手振れ補正機能 RAW撮影可能 |
手振れ補正機能 RAW撮影可能 |
ほぼ同等。 | 同等 |
サイズ | 116.7x80.5x64.7 mm | 112.1x76.2x48.3 mm | G12の方が小さい。 | G12が良 |
重さ | 534g | 401g | G12の方が軽い。 | G12が良 |
価格 | オープン(7万円前後の見込み) | オープン(3万円台〜) | G1Xは発売前だが、G12の2倍程度の見込み。 | G12が良 |
※G12のイメージセンサーをCMOSと誤記しておりました。CCDに訂正させていただきますとともに、ご指摘いただいた方に感謝申し上げます。
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |