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比較22 キヤノン EOS5D Mark III VS EOS-1DXキヤノンのフラグシップ機EOS-1DXとフルサイズ上級機EOS5D Mark3とを比較しました。イメージセンサーの画素数こそEOS5D Mark3の方が上回っているものの、高感度性能や連写性能、ファインダー等のカメラとしての基本性能はやはりフラグシップ機の実力の高さを示しています。また、たとえばシャッターユニットをみても、EOS5D Mark3は耐久性能約15万回であるのに対し、EOS-1DXは約40万回と、ユニット自体の信頼性のレベルも異なっていることがわかります。とはいえ、EOS5D Mark2とEOS-1D Mark4の違いほどには、両機種の差がないことにも注意が必要です。EOS5D Mark3は、EOS5D Mark2の上位機種として位置づけられているのも、そうした点からだと思います。今後、高画素機であったEOS-1Ds Mark3の後継機種がリリースされるのかどうかは不明ですが、EOS5D Mark3は、この後継機としての役割も担いうる基本性能をもっていると思います。 価格面では、倍近い差となっています。両機種の選択のポイントは、高速連写性能の必要性の有無にかかっていると言えるかもしれません。 |
| キヤノン EOS5D Mark3 | キヤノン EOS-1DX | 独断コメント | 評価 | |
| イメージ センサー |
有効2230万画素CMOS フルサイズ |
有効1810万画素CMOS フルサイズ |
どちらも高画質であるものの、2230万画素イメージセンサーを搭載したEOS5DMark3の方がやや高画質。 | EOS5DMark3が良 |
| 高感度特性 | ISO100-25600 (拡張設定でISO50-102400) |
ISO100-51200 (拡張設定でISO50-204800) |
標準設定、拡張設定ではどちらも1段分EOS5DMark3の方が高く設定可能。 | EOS-1DXが良 |
| 連写性能 | 6コマ/秒 14bitRAWで最大18コマ |
14コマ/秒 14bitRAWで最大38コマ |
連写性能、連続撮影可能枚数ともEOS-1DXが良。 | EOS-1DXが良 |
| ファインダー | ペンタプリズム 0.71倍/100% |
ペンタプリズム 0.76倍/100% |
どちらも視野率100%であるが、倍率の高いEOS-1DXの方が良い。 | EOS-1DXが良 |
| シャッター | 1/8000-30秒 | 1/8000-30秒 | ほぼ同等 | 同等 |
| レンズ マウント |
キヤノンEF | キヤノンEF | − | 同等 |
| 液晶モニタ | 3.2型104万ドット | 3.2型104万ドット | ほぼ同等。 | 同等 |
| 動画性能 | 1920X1080 30p | 1920X1080 30p | ほぼ同等。 | 同等 |
| 付加機能 | 防塵防滴 ダスト除去機能 |
防塵防滴/有線LAN ダスト除去機能 |
EOS-1DXは有線LANに対応。 | EOS-1DXが良が良 |
| サイズ | 152x116.4x76.4 mm | 158x163.6x82.7 mm | EOS5DMark3の方が小さい。 | EOS5DMark3が良 |
| 重さ | 860g | 1340g | EOS5DMark3の方が軽量。 | EOS5DMark3が良 |
| 価格 | オープン(30万円台〜) | オープン(60万円弱〜) | どちらも発売前であるが、約倍の価格差となっている。 | EOS5DMark3が良 |
| メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |
