●単焦点レンズ搭載のお勧め高級コンパクトデジカメ
第1位:富士フイルム FinePix X100 9万円前後
第2位:リコー GR DIGITAL IV 5万円台
第3位:シグマ DP1x 3万円台
次点:シグマ DP2x 3万円台
2月の展示会でシグマからDP1xとDP2xの後継機が発表されましたが、まだ発売日が未定のため、前回と同じプレイヤーでの評価となりました。全体に若干価格が低下していますが、お勧め順位が変わるまでには至りませんでした。
単焦点レンズを搭載した高級コンパクトカメラは、どちらかといえば初心者にとって敷居の高いジャンルであり、それほど多くの製品が期待できる分野ではありません。だからこそ、高級コンパクトカメラに最も適していると言えるのかもしれません。
第1位には、X100を選びました。2月に発売された限定ブラックモデルの在庫もかなり少なくなっているようです。シルバーモデルとの価格差は決して小さくありませんが、X-Proをひとまわり小型化した姿は魅力的です。X100は、一般的なデジタル一眼レフと同等の大型イメージセンサーと、高性能レンズ、そして光学ファインダーと電子ビューファインダーを結合させたハイブリッドビューファインダーは、唯一無二の魅力となっています。
第2位のGR DIGITAL IVは、高級コンパクトカメラというジャンルを生み出したシリーズの最新作で、手振れ補正機能の搭載やオートフォーカスの高速化、液晶モニターの改善など、4代目として確実にブラッシュアップされています。サイズが一番小型である点も評価ポイントです。
【リコー GR DIGITAL IV 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】
第3位と次点には、シグマのDP1xとDP2xを選択しました。どちらの機種も、FOVEONセンサーによる解像感が魅力的です。手振れ補正機能を搭載していない点や、高感度特性があまり高くないなど、使い方には配慮が必要ですが、このカメラならではの画像を得ることができます。後継機のMerrillシリーズは、SD1と同様にひとまわり大きいイメージセンサーを搭載しています。また、DP1
Merillに関して言えば、レンズの開放F値が1段明るくなり、F2.8となっている点も期待できます。SD1 Merrillの価格を考えると、おそらくDP1がリリースしたときの価格である10万円弱で登場するのではないかと思われます。
【シグマ DP1x 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】
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