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特集 ネオ一眼 富士フイルム X-S1

3.ネオ一眼 富士フイルム X-S1の外観をみる


富士フイルム X-S1  by Inaba Kunio    Xシリーズの名を冠した究極のネオ一眼  評価:5.0

 富士フイルム X-S1を開封する

 「これ一台でなんでも撮れる!」というわくわく感は、ネオ一眼ならではのものである。もちろん、決してそんな訳ではないのだが、もし仮にカメラ機材をすべて処分し、1台だけ手元に残せるとしたら、おそらく私はネオ一眼を選ぶような気がする。
 今までにも多くのネオ一眼を登場させてきた富士フイルムが、渾身の力を振り絞って「X」ブランドで発売したカメラがX-S1である。今回、X-S1の発表から発売までの期間は比較的短かったが、それでも発売日が待ち遠しいカメラであった。

 黒一色でデザインされた外箱。コンパクトカメラとしては大きめのスクエアに近い形状をしている。箱には日本国内向け専用品との記載がされている。

 箱を開けると、充填するだけの梱包材は入っていない。カメラの上段にあるトレーには、取扱説明書類が入っており、下段の大半はカメラ本体が占める。

 同梱されているもの。左上より、バッテリーNP-95、バッテリーチャージャーBC-65N、CD-ROM、レンズキャップ、レンズフード、本革製ストラップ、バッテリーチャージャー用メガネケーブル、レンズキャップ用紐、取扱説明書、USB接続ケーブル。保証書は国内のみ有効のもの。

 バッテリーと充電器をチェック

 X-S1のバッテリーはX100でも採用されたもの。それほど多くの機種で使われているバッテリーではないが、FinePix F30の頃から使われている。

 NP-95用バッテリーチャージャーBC-65N。NP-95だけでなく、NP-40やNP-60など、様々なバッテリーパックに対応する。こうした設計は、ユーザーにとってもメリットがある。。

 ACコンセントに接続するプラグは、同梱されているメガネケーブルを使用する。できれば、折り畳み式のプラグか、ウォールマウントアダプターの方が使い勝手が良いように感じる。210分で満充電可能。

 NP-95の容量は1800mAhで、静止画では約460枚の撮影が可能。バッテリーパックは中国製。


 X-S1の本体外観をチェック

 写真で見るとあまり感じないが、いざ店頭で実物を見ると、一見したところはズームレンズを装着した一眼レフのように見える。サイズも、エントリークラスの一眼レフよりも大きく、おおむねミドルクラスサイズとなっている。もちろん、一眼レフで35mm換算24mmから600mmまでの光学25倍ズームを搭載したとすると、想像できないような巨大サイズになるだろう。

 本体に付属する本革製ストラップ。最近の一眼レフに同梱されているものよりも立派であり、富士フイルムの思いを感じる。

 同梱されているレンズキャップ。径は62mm。落下防止用の紐を結ぶ穴が開いている。

 金属製の薄型フード。深さはやや浅いものの、花形でしっかりとした作りとなっている。フードの内側には溝がきってあり、反射防止効果が期待できる。

 フード本体は金属製のため、レンズ鏡胴に装着するバヨネット爪部分はプラスティックのリング部品がネジで固定されている。

 正面から見たX-S1。ニコンのD7000やキヤノンのEOS 60Dと同等クラスのボディサイズである。シャッターボタンの形状やモードダイヤルなど、このアングルからは、ネオ一眼よりも一眼レフのように見えるだろう。

 X-S1の背面側。液晶モニターの左側にもボタン類が配置されており、基本的な操作はできるだけメニューを使用しなくても可能なように設計されている。

 レンズ正面。フィルター径62mmであり、前玉の大きさがわかる。なお、上部に記載されている「SUPER EBC」とは、SUPER Electric Beam Coatのことで、電子ビームでコーティングを行うもの。表面反射率を0.25%まで低減する。

 ボディ左側前面。ボディ素材は樹脂製だが、表面全体がラバーコーティングされているため、ホールディング感覚はすこぶる良い。丸いレバーはオートフォーカスモード設定ダイヤル。コンパクトカメラでオートフォーカス専用ダイヤルがある機種はまずないだろう。側面に空いている穴はスピーカー。

 レンズの付け根ゴム部には、35mm換算時の焦点距離が刻印されている。ボディ側にある2つの穴はステレオマイク。

 レンズ広角端の状態。ズーミング操作はマニュアル方式だが、レンズ鏡胴のゴム環が操作感を高めている。スーミング操作は極めてスムーズ。

 レンズ望遠端の状態。レンズ上部には、焦点距離が記載されている。なお、ズーミングは適度なトルクがあるため、下に向けてもズーム長が変わったりはしない。

 ボディ右側上部。シャッターボタンの配置は、まさに一眼レフと同じである。その右側にあるランプは、オートフォーカス補助光とセルフタイマーランプ。ボディ上面の「Fn1」は、液晶側にある「Fn2」とともに、ユーザー設定可能なボタンとして配置されている。モードダイヤルの隣のコマンドダイヤルは、絞り値の変更やプログラムシフトなど、設定した撮影モードによって機能が変わる。

 ストラップ取付部もしっかりと作られている。二つのダイヤルは、金属削り出しで重厚感がある。

 メモリーカードスロットは、ボディ右側側面に単独で設置されている。入り口には挿入方向のガイドシールが貼付されている。このあたりも、一眼レフと同じである。

 液晶モニター側。RAWボタンが特徴的で、JPEG設定でも瞬時にRAW撮影が可能となる。赤いマークの付いたボタンは録画ボタン。フルHD撮影ができる。

 X-S1と他のネオ一眼との一番の違いは、ファインダーである。大型高精細の電子ビューファインダーは、まさに一眼レフと同等の見え方をする。視度補正機能や、アイスタートセンサーも当然搭載されている。

 液晶左側のダイレクト操作ボタン。ユーザーが機能設定できる二つのファンクションボタンと合わせると、一般的な操作は、メニュー内に入らなくても可能となる。

 液晶モニターは2軸でチルトする。可動範囲はそれほど広くないものの、撮影の自由度を高めてくれる。

 左手グリップ側に外部接続端子が格納されている。A/V OUT、HDMI、USB、ステレオ端子となる。

 内蔵ストロボをポップアップさせたところ。ロゴの上方に見えるボタンでポップアップさせる。やや前方にシフトするため、けられにくくなっている。なお、ストロボ使用時にはフードを外すことが推奨されている。

 標準のアクセサリーシューが搭載されており、一般のストロボも使用可能。ストロボ部分には「FUJINON LENS SYSTEM」のロゴ。

 ボディ下部。やはり一眼レフと同様のレイアウトとなっている。三脚座がレンズ中心線からずれているが、1Kg近いボディ重量を考えると、使用シーンによっては注意が必要かもしれない。なお、S/Nはxx6xxであった。「MADE IN JAPAN」と記載されている。

 グリップ部にはバッテリーが格納される。側面にはDCカプラー接続コード用の切欠きがある。バッテリー室内には、挿入方向のガイダンスが貼付されている。

 背面液晶には、一般的なコンパクトカメラと同様にライブビュー表示も可能だが、このように設定状況を表示することもできる。これもまた、一眼レフのインターフェースを踏襲している。

 電子ビューファインダーの状態。ファインダーをのぞくと、一眼レフと同等の広い視野がひろがっている。

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