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特集 ニコン Nikon COOLPIX L23
3-3. ニコン Nikon COOLPIX L23の描写力をチェック |
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ニコン COOLPIX L23
by Inaba Kunio
単三電池に対応したニコンの廉価コンパクトデジカメ
評価:5.0
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描写力チェック1:高感度性能COOLPIX L23の基本感度はISO80で、最大でISO1600まで変化する。ただし、この機種はオートでの撮影のみとなっているため、ユーザーが明示的にISO感度を設定することはできない。そのため、夜景モードなどシーンモードを積極的に使うことになるだろう。下記のサンプルは、ISO200で撮影を行ったものである。他の機種と比較すると、やや解像感の低下を感じる。このあたりは、センサーサイズが小さいことが影響しているのかもしれない。
描写力チェック2:歪曲収差光学5倍ズームと無理のない設計のため、焦点域全域で良好に歪曲収差が補正されている。広角端ではわずかに樽型収差が認められるものの、標準域から望遠側では、ほとんど歪曲は認められない。なお、絞り値に関しても意識的な選択ができないため、カメラ側の設定による撮影となる。下記のサンプルは、すべて絞り開放での撮影結果となった。 焦点距離:4.0mm(35mmサイズ換算28mm) 焦点距離:8.5mm(35mmサイズ換算60mm) 焦点距離:20.0mm(35mmサイズ換算140mm) 描写力チェック3:解像力解像力テストでは、イメージセンサーとレンズの両方の実力が試される。いつもの通りISO12233準拠チャートを使用して解像力チェックを行った。今回比較した廉価モデル3機種の中では、一番厳しい結果となった。中心部の解像力は広角端が最も高いものの、概ね1600本あたりまでが視認限界であった。望遠側に移るにつれ、さらに徐々に低下をしていく。 周辺部に関しては、広角端ではかなり画像が甘くなる。構図に配慮が必要となるだろう。望遠側に移るにつれ、徐々に鮮明度は上がっていく。 なお、COOLPIX L23はISO感度の設定ができないため、下記のチャートはすべてISO200での撮影となっている。他機種では基本感度での撮影を行っているため、その分ハンデとなっているかもしれない。
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