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特集 シグマ DP1x
3.シグマ DP1xの外観をみる |
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シグマ DP1x
by Inaba Kunio
ドットをドットのまま記録するカメラ
評価:5.0
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シグマ DP1xを開封するシグマDP1xは、DP1からほぼ同じデザインを踏襲している。パッケージも同様で、「DP1」の横にグレーでXが控えめに印字されている。ボディ色はDPシリーズ全体がブラックのみとなる。リコーのGR DIGITALのようにホワイトモデルも意外とマッチするような気がする。
黒の外箱。コンパクトカメラとしては、やや大きめのパッケージである。
箱を開けると、充填するだけの梱包材は入っていない。カメラの上段にあるトレーには、取扱説明書類が入っており、下段にカメラ本体やバッテリーチャージャーなどの付属品がある。
同梱されているもの。左より、取扱説明書、CD-ROM、ソフトケース、USBケーブル、バッテリーパックBP-31、バッテリーチャージャーBC-31、AVケーブル、ショルダーストラップ、バッテリーチャージャー用ACケーブルとなる。 バッテリー関係をチェック
BP-31用バッテリーチャージャーBC-31。比較的小型である。BP-31の充電には約120分かかる。
コンセント接続部分はメガネケーブルを接続する方式。できれば、ウォールマウントアダプターもセットされていると、可搬性が格段に増す。
バッテリーチャージャーBC-31用のACメガネケーブル。
NP-31の容量は1300mAhで、静止画では約250枚の撮影が可能。バッテリーパックは中国製。 シグマ DP1xの付属品をチェック
DP1xにはかぶせ式のレンズキャップが付属する。レンズフードを装着すると使用できない。他社より、自動開閉式のキャップも提供されている。
レンズキャップの裏側。なお、レンズキャップを装着したまま本体の電源を入れると、レンズが伸長できないためカメラの保護機能が働く。慣れていても、ついついやってしまいがちである。 シグマ DP1xの本体をチェック
ボディ前面。直方体に円筒を乗せた形からは、カメラとしての無駄な機能をすべてそぎ落とした印象を受ける。型番が表示されていないため、このアングルからはDP1やDP1sとの違いはわからない。右下のロゴはイメージセンサーFOVEONを搭載していることを示している。
ボディ背面。最近のデジカメとしては、やや液晶パネルが小さい。白と赤のガイダンス印字が増えたため、ボタン機能の視認性が格段に向上した。
ボディ上面。レイアウトはDP1シリーズすべて共通である。モードダイヤルには適度なクリック感がある。
ボディ右側面。外部接続端子が格納されている。その上にあるのはストラップ取付け部。
外部接続端子の内側には、上からDC-IN端子、USB/AV端子が配置されている。最近のデジカメとしては、ややさびしいものの、もともとDP1シリーズは動画撮影機能も弱いため、この程度でも実用上の問題はないかもしれない。
ボディ底面。三脚用の穴がレンズ光軸上に配置されている点には好感が持てる。ボディ底面左側にはバッテリー室カバーがある。また、銘板シールには日本製であることが明記されている。シグマの本社は神奈川県川崎市にあり、生産も福島県にある会津工場で行われている。
バッテリーカバーの内側。バッテリーとともにSDメモリーカードも格納される。入り口には挿入方向のガイダンスが表示されている。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。
ボディ上面右側。大型のモードダイヤルには、オーソドックスな機能が配置されている。動画マークの横にあるマイクのマークは、音声のみの記録モード用。モードダイヤルの右下にあるダイヤルは、マニュアルフォーカス時に使用するピントリングの役割を担う。DP1xでは、オートフォーカススピードがかなり高速化されたため、マニュアルフォーカスで撮影する機会はあまりないかもしれない。
ボディ上面左側。アクセサリーシューカバーをはずすと、標準的な端子配置が見える。機能は限定されるが社外品のストロボも使用可能である。ストロボマークのついたスライドスイッチは内蔵ストロボポップアップ用。機械式のため、電源が入っていなくてもポップアップする。格納も手動で行うこととなる。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ガイドナンバーは6。
ボディ右手親指側のコントロール部分。DP1sまでは一部のボタンにのみガイダンス印字がされていたため、暗い場所では視認性が悪かったのが改善されている。また、AELボタンとMENUボタンの間に、あらたにQS(クイックセット)ボタンが増設されており、ISO感度やホワイトバランスの設定がダイレクトに行えるようになった。DP1sとの違いとしては、右上にあるデジタルズームボタンの配置が横から縦に変わった点もあげられる。
2.5型23万ドットの液晶モニターということで、最近のコンパクトとしてはやや視認性が悪い。パネルは4:3のため、アスペクト比3:2の画像表示部分の下に撮影情報が表示される。右上にRAW+JPGと表示されているが、これはDP1xをファームアップすることで新たに実現された機能。RAWでの撮影が望ましいDPシリーズにおいて、同時にJPEG画像が記録されることのメリットは大きい。
電源をオフにした状態ではレンズが沈胴している。
電源を入れると、沈胴していたレンズが伸長する。レンズキャップを外してから電源を入れる必要がある。
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