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特集 単三電池対応の廉価デジカメ

5.単三電池対応の廉価デジカメ お勧めモデルはどれか?


単三デジカメ  by Inaba Kunio    キヤノンPowerShotA1200,ニコンCOOLPIXL23,富士フイルムFinePixAX300  評価:5.0

 3機種のレビューを終えて

 以上、若干駆け足ではあったが、単三電池で稼働する廉価コンパクトデジカメを見てきた。もちろん値段なりに感じる部分もあったが、3機種ともコストパフォーマンスにすぐれた魅力的なデジカメであることを再認識することができた。

 もう一つ感じたのは、「廉価モデルであるから、おそらく実際の製造メーカー(OEMやEMS等)は同じだろう」という先入観が正しくなかったということである。もしかすると、実は同じ会社で作っているのかもしれないが、この3機種は各々が特徴をもったデジカメであり、言い換えれば、使用目的によって最適な1台が変わりうるということだ。

【独断! 比較結果】
  PowerShot A1200 COOLPIX L23 FinePix AX300
画質
機能
操作性
価格


画質:頭一つ抜けた FinePix AX300

 画質面では、平均的なコンパクトカメラのレベルをしっかりキープできているPowerShot A1200に対し、高級コンパクト並みの解像力を発揮したFinePix AX300が明らかに頭一つ上回っていた。また、この両機種は、ISO1600までであれば、一般的なコンパクトカメラとして十分な高感度性能も持っている。
 ニコンのCOOLPIX L23は、両機種と比べると少々振るわなかった。とくに解像力の点では、厳しい結果となった。このあたりは、やはりセンサーサイズの小ささが影響しているのかもしれない。

機能:光学ファインダー搭載の PowerShot A1200

 機能面では、やはり実像式光学ファインダーを標準内蔵したPowerShot A1200が一番高い評価を得るべきだろう。廉価モデルであるにもかかわらず、レンズにあわせてズームするとともに、見え方も実像式ならではのクリアさであった。また、モードダイヤルを搭載している点も、好感をもった。
 FinePix AX300とCOOLPIX L23も、コンパクトデジカメとしては必要十分な機能を持っている。両機種は、電子式ではあるが一応手振れ補正にも対応しており、プラスの評価となった。

操作性:ほぼ同等

 操作性に関しては、個人的にはPowerShot A1200が一番好ましく感じたが、COOLPIX L23もほぼ同等レベルの操作性を持っており、一般的なデジカメに慣れた方であれば問題なく扱えるだろう。FinePix AX300についてもメニュー構成は整理されており決して悪いわけではないが、やはり物理的なボタン類が少ないことにより一歩譲ることとなった。

価格:COOLPIX L23の安さが目立つ

 今回取り上げた3機種は、いずれも実売価格1万円以下であり、十分廉価な機種ばかりである。2012年1月現在では、PowerShot A1200が9千円前後、FinePix AX300が7千円前後であるのに対し、COOLPIX L23はさらに1千円近く安い6千円前後で販売されている。価格帯が低いだけに、1千円の差を重視し、COOLPIX L23を高く評価した。

 以上が、今回レビューをした私自身の評価である。どの機種にも特長があり、あとは購入される方がどの点を重視するかにかかっている。

 最後に、そのことを踏まえた上で独断で一言だけ述べると、

 「とりあえず、単三電池が使えるコンパクトデジカメが欲しい」方には、画質面で一番高い評価であるFinePix AX300を第一候補としてお勧めしたい。

 「光学ファインダーが欲しい」あるいは「一眼レフのサブで使いたい」方には、当然ながらPowerShot A1200をお勧めする。

 「仕事の記録用で使うので、なにしろあまり気にせずきちんと撮れるもの」を探しているのであれば、オートでの撮影を前提とする最安価機種のCOOLPIX L23が一番良いだろう。

 3機種の外箱パッケージ。概ね同じ大きさだが、縦横サイズは微妙に異なる。

 同じように感じるが、並べてみると意外とデザイン上の違いがあることに気づかされる。
 (左から、PowerShot A1200、COOLPIX L23、FinePix AX300。以下同じ。)


 電源オンにした状態。3機種とも沈胴レンズのため、電源を入れるとレンズが伸長する。なお、ズーム域によって長さは変わるものの、それほど大きく伸びることはない。

 液晶パネルは、3機種とも2.7型23万ドットのもの。

 単三電池のバッテリー室がある部分がグリップとなっている。PowerShotA1200にはモードダイヤルが装備されている点が目立つ。

 底面側。真ん中にあるCOOLPIX L23の三脚穴がボディ端にあることがわかる。

 電源をオンにした状態。3機種ともボディ右側面にハンドストラップ取付部がある。


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