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 EXILIM EX-10 CASIO  
カシオ EXILIM EX-10 カシオ EXILIM EX-10 カシオ EXILIM EX-10 カシオ EXILIM EX-10

【一口コラム】 カシオ初の高級コンパクトの特徴は?

先日、monoxブログ「カシオが高級コンパクト市場に参入?」で触れましたとおり、いよいよカシオから初の高級コンパクト、EXILIM EX-10が登場しました。1/1.7型センサーに明るいズームレンズ、リングなどのインターフェースといった、高級コンパクトで一般的な条件をクリアーしつつ、カシオらしいハイスピードテクノロジーの味付けがされています。

有効1200万画素1/1.7型CMOS、28-112mm相当F1.8-2.5ズームレンズ、チルト可動液晶という仕様を見ると、スペック的にはオリンパス STYLUS XZ-2(製品レビュー)ペンタックス MX-1(製品レビュー)に似ていることがわかります。まずは、この3機種の違いを見てみたいと思います。

オリンパス STYLUS XZ-2 ペンタックス MX-1
 オリンパス STYLUS XZ-1(左側)とペンタックス MX-1(右側)。ハードウェア的には、EX-10の兄弟機的なカメラに当たります。


【EXILIM EX-10とXZ-2、MX-1の比較】

機種名 EXILIM EX-10 オリンパス STYLUS XZ-2 ペンタックス MX-1
イメージ
センサー
有効1210万画素
1/1.7型 CMOS
有効1210万画素
1/1.7型 CMOS
有効1210万画素
1/1.7型 CMOS
レンズ 6.0-24.0mm F1.8-2.5
(35mm換算:約28-112mm)
6.0-24.0mm F1.8-2.5
(35mm換算:約28-112mm)
6.0-24.0mm F1.8-2.5
(35mm換算:約28-112mm)
ISO感度 ISO80-12800 ISO100-12800 ISO100-12800
シャッター
スピード
15-1/2000秒 60-1/2000秒 30-1/2000秒
液晶モニター 3.5型92万ドット
チルト可動
3型92万ドット
チルト可動/タッチパネル
3型92万ドット
チルト可動
ファインダー 非対応 オプションで対応
VF-2/VF-3
非対応
連写速度 30コマ/秒 15コマ/秒 4.21コマ/秒
動画撮影 1920 X 1080(30fps) 1920 X 1080(30fps) 1920 X 1080(30fps)
インターフェース USB、HDMI USB、AV出力、HDMI USB、AV出力、HDMI
バッテリー NP-130A
555枚
LI-90B
310枚
D-LI106
290枚
付加機能 Wi-Fi - -
サイズ
(W x H x D)
119.9x67.9x48.6 mm 113x65.4x48 mm 122.5x60x51.5 mm
重さ 384g / 344g 346g / - g 391g / 363g


こうしてみると、この3機種はハードウェア的には兄弟機的な関係になるかもしれません。イメージセンサー、レンズとチルト可動に対応した液晶モニターを搭載している点では共通していますが、たとえば液晶モニターのサイズが3.5型と一回り大きかったり、Wi-Fiへの対応、30コマ/秒の連写性能、最大555枚の撮影枚数など、EX-10が優っている点も少なからず目に留まります。

特に、EX-10で目立つのはソフト面での味付けです。カシオは「ハイスピード」というコンセプトを重視したデジタルカメラづくりを行ってきましたが、EXILIMシリーズのハイエンドカメラとして、こうした特徴がいかんなく発揮されています。

目について機能としては、まず「プレミアムブラケティング」機能があります。これは、フォーカスと絞り、ホワイトバランスと明るさ、コントラストと彩度といった、2つの撮影要素を各々3段階ずつ変化させて計9枚の写真を続けて撮るモードです。一度に多くの写真を撮ることができるデジタルカメラならではの機能であり、こうした着眼点にはカシオらしさを感じます。

これまでの最上位機、EX-ZR1100と比較してみます。

CASIO EXILIM EX-10 CASIO EXILIM EX-ZR1100
 EXILIM EX-10(左側)とEXILIM EX-ZR1100(右側)。EX-ZR1100が1/2.3型センサーに24-300mm相当F3-5.9のズームレンズを搭載しているのに対し、EX-10は1/1.7型センサーに28-112mm相当F1.8-2.5の明るいレンズとなったことで、サイズも一回り大きくなっています。ボディ上面の形状が特徴的です。

CASIO EXILIM EX-10 CASIO EXILIM EX-ZR1100
 EXILIM EX-10(左側)とEXILIM EX-ZR1100(右側)。液晶パネルは3型から3.5型に大型化されましたので、面積では約36%広くなっています。インターフェースは基本的に共通しています。

EXILIM EX-10の主な特徴は次の通りです。
  • 28-122mm相当F1.8-2.5の光学4倍ズームレンズを搭載。
  • イメージセンサーは有効1200万画素1/1.7型CMOSです。
  • 液晶モニターは大型で、3.5型92万ドットのチルト可動液晶が搭載されています。
  • 動画性能もフルHDで30fpsの撮影に対応。
  • 連写性能も最高で30コマ/秒、AF動作中でも6コマ/秒のペースで撮影可能となっています。
  • Wi-Fiを内蔵し、スマートフォンからのリモート操作にも対応しています。
  • ボディサイズは従来機種よりも一回り大きくなっています。

店頭での予約も始まっており、概ね7万円台となっているようです。EX-ZR1100のスタート価格4万円台と比べると、高級コンパクトとなった分、やや高めでのスタートとなりそうです。ちなみに、2012年10月に登場したオリンパス STYLUS XZ-2は6万円弱、2013年5月のペンタックスMX-1は5万円弱での発売でしたので、それらと比べても若干高めかもしれません。すでに両機種の実売価格は3万円前後にまで下がってきていますので、選択はなかなか悩ましいかもしれませんが、カシオならではの味付けをどこまで評価するかで、結論は変わってくるのだと思います。

いずれにしても、現在のデジカメの祖と言うべきカシオが、高級コンパクト分野に参入したことは喜ばしいことだと思います。

by Inaba Kunio)






 

【厳選レビュー記事】

◎マイナビ カシオ「EXILIM」の新フラッグシップ「EX-10」 - EXILIMのDNAを受け継ぐ一味違う高級コンパクトカメラ

  2013年12月29日 青木淳一
  • EX-10を見渡す
  • 2つのパラメーターを使える「プレミアムブラケティング」撮影
  • 誰もよく使うのは「ホワイトバランス×明るさ」は、「オート3:コントラスト×彩度」
  • アートショット「宙玉」(そらたま)がおもしろい!!

◎デジカメWatch 新製品レビュー カシオEXILIM EX-10

  2013年12月25日 北村智史
  • 大柄だがホールド感は良好。
  • 各種ダイヤルと第2のシャッターボタン。
  • “2軸ブラケット”や宙玉レンズモードを搭載。
  • 熟成の進むレンズとセンサー。トレンド装備も不足なし。
  • 実写サンプル。

◎ITmedia カシオの“ある意味、9眼”「EX-10」で遊ぼう

  2013年11月28日 編集部
  • アシスト機能して搭載されたのが、従来より定評のあった動作の高速性とブラケティング撮影を複合した「プレミアムブラケティング」。
  • 描写能力も上々。

◎ITmedia 大型センサーにF1.8レンズ、独自のブラケティング機能も搭載した“EXILIM ”「EX-10」

  2013年11月14日 編集部
  • 画像処理エンジン「EXILIMエンジンHS3」は「EXILIMエンジンHS3 ADVANCE」へと強化され、起動やAF、撮影間隔など動作の高速化を果たしたほか、撮影機能「プレミアムブラケティング」を新たに搭載。
  • ボディの前後面パネルにはマグネシウム、上部パネルにはアルミ合金を使用、ファンクションリングとモードダイヤルはアルミ削りだしなど、金属の質感を生かした仕上がり。

◎デジカメWatch カシオ、1/1.7型センサーとF1.8レンズ搭載の「EXILIM EX-10」

  2013年11月14日 武石修
  • 11月29日に発売。店頭予想価格は8万円前後の見込み。
  • 同社コンパクトデジタルカメラのフラッグシップモデル。
  • 1/1.7型センサーを搭載する。加えて大口径ズームレンズやファンクションリングの搭載。
  • 新機能として「プレミアムブラケティング」を搭載する。シャッターボタンを1回押すと、違った撮影パラメータで9枚を連写する機能。
  • エフェクト機能には「宙玉(そらたま)モード」が加わった。上原ゼンジ氏が考案した、被写体が宙に浮いているように写るレンズをシミュレーションする。
  • 有効画素数は1,210万。RAW記録も可能。
  • レンズは35mm判換算の焦点距離28-112mm相当の4倍ズーム。明るさはF1.8-2.5。
  • 外装の前後パネルにはマグネシウム合金、上面にはアルミ合金を採用。
  • 液晶モニターは3.5型と、デジタルカメラでは比較的大きめのサイズを採用。上180度、下55度にチルトできる。液晶モニター部にスタンドを装備しており、横位置と縦位置に自立させることが可能。
  • Wi-Fi機能を搭載。

【カシオ EXILIM EX-10 基本仕様】

画素数 1210万(有効) 画像素子  1/1.7型 CMOS
ISO感度 80-12800 記録フォーマット  JPEG/RAW
焦点距離(35mm換算) 6.0-24.0mm
(約28-112mm相当)
 
F値 F1.8-2.5
液晶モニター 3.5型92万ドット  シャッタースピード  15〜1/2000 秒
ファインダー - 起動時間 1.3秒
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 NP-130A
撮影枚数 555枚 インターフェース USB、HDMI
記録メディア SD、SDHC、SDXC
手振れ補正機能 光学式 防水 
連写機能 30コマ/秒 バリアングル 
付加機能 Wi-Fi RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920 X 1080(30fps)
幅x高さx奥行き 119.9 X 67.9 X 48.6 mm  本体重量 384g/344g

カシオ EXILIM EX-10 メーカー製品仕様のページ

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