【TIFF】Tagged Image File Format
コンピュータで扱う静止画像のデータフォーマット。ファイルの拡張子は「tif」や「tiff」となる。
Microsoft社とAldus社(現Adobe Systems社)によって、1986年に開発された。
一般的に使われているのは非圧縮形式のもので、可逆圧縮や非可逆圧縮の形式もある。非可逆圧縮を用いない限り、データの劣化はないため、画像処理の中間フォーマットとしても広く用いられている。また、一つのファイルの中に複数の画像を格納することも可能。理論的なファイルサイズの上限値は4GBとなっている(アプリケーションによっては2GBまで対応しているものもある)。
基本的に1ドットあたり24bit(8bit ×3色)のデータとなるため、データサイズは大きくなるものの、色に関する制約は非常に少ない。
なお、同じビットマップ系のファイル形式であるBMP(DIB)ファイルと比較すると、フルカラー対応している点は同じだが、TIFFはCMYKモードをサポートしているため、電子出版でもよく使用される点や、Exif情報を記録できる点が主な違いとなる。
【関連項目】
JPEG
RAW
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