比較 キヤノン EOS M vs パナソニック LUMIX DMC-GF5キヤノンとパナソニックのエントリークラス・ミラーレスカメラです。EOS Mには一般的なデジタル一眼レフと同じAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載しているのに対し、DMC-GF5にはマイクロフォーサーズ規格となりますので、純粋な描写性能ではEOS Mの方がやや上回ります。ボディ単体でのサイズは、両機種ともほぼ同等となっていますので、EOS Mがこのサイズに抑えた点は注目すべきだと思います。エントリークラスの製品であり、基本的な性能の比較では、ほぼ同等の機種であることがわかります。機能面での違いとしては、EOS Mにはアクセサリーシューが装備されているのに対し、DMC-GF5にはフラッシュが内蔵されている点があります。EOS M発表時の記者会見では、EOS Mは単なるエントリーモデルではなくEOSデジタル一眼レフユーザーのためのサブカメラとしても想定している、との発言がありましたが、そうした位置づけの違いがこのあたりにも表われています。 EOS Mには、18-55mmの標準ズームがついたセット、22mmが付属したセット、両方のレンズとスピードライト 90EXとマウントアダプター EF-EOS Mがセットになったダブルレンズキットが用意されています。これに対し、DMC-GF5には、電動標準ズームレンズのセットと、一般的な標準ズームと14mm単焦点レンズがセットになったダブルレンズキットとなります。 DMC-GF5はレンズキット、ダブルレンズキットともに5万円前後であるのに対し、EOS Mはボディ単体が6万円台、標準ズームキットが7万円台、22mmレンズキットが7万円強、ダブルレンズキットが10万円強となっています。なお、EOS Mはボディ単体はブラックのみ、両レンズキットはブラックとシルバー、ダブルレンズキットはブラック、シルバーに加えてホワイトとレッドが用意されています。 【追記】 キヤノン EOS M の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 【追記】 パナソニック LUMIX DMC-GF5 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
![]() キヤノン EOS M |
![]() パナソニック DMC-GF5 |
独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1800万画素CMOS | 有効1210万画素LiveMOS フォーサーズ4/3型 |
EOS Mの方がセンサーサイズ、画素数とも多い。 | EOS Mが良 |
高感度特性 | ISO100-12800(拡張25600) | ISO160-6400(拡張12800) | センサーサイズが大きいため、ややEOS Mが良。 | EOS Mが良 |
連写性能 | 4.3コマ/秒 連続撮影RAWで6コマ |
4コマ/秒 連続撮影RAWで4〜5コマ |
ややEOS Mの方が高いものの、ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
ファインダー | - | - | どちらも電子ビューファインダーには非対応。 | ほぼ同等 |
シャッター | 1/4000-30秒 | 1/4000-60秒 | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
レンズ マウント |
キヤノンEF-M | マイクロフォーサーズ | マウント径はEOS Mの方が大きい。 | − |
液晶モニタ | 3型104万ドット | 3型92万ドット | サイズ、画素数ともほぼ同等。 | ほぼ同等 |
動画性能 | 1920X1080 30p | 1920X1080 60i | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
付加機能 | タッチパネル/アクセサリーシュー | タッチパネル/内蔵フラッシュ | EOS Mはアクセサリーシューを装備しているのに対し、DMC-GF5はフラッシュを内蔵。 | ほぼ同等 |
サイズ | 108.6x66.5x32.3 mm | 107.7x66.6x36.8 mm | ほぼ同等のサイズ。 | ほぼ同等 |
重さ | 262g | 225g | EOS Mの方がやや重い。 | DMC-GF5が良 |
価格 | オープン(レンズキット7万円台〜) | オープン(レンズキット5万円前後〜) | EOS Mは発売前ということで、やや高い。 | DMC-GF5が良 |
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |