比較 ペンタックス K-30 vs ニコン D7000ペンタックスの新型ミドルクラスK-30とニコンの上級機D7000の比較です。全体としての性能は上級機であるD7000の方が高くなっていますが、中級機であるK-30もかなり肉薄していることがわかります。特に、100%視野率の光学ファインダーや防塵防滴性能をもったボディなど、上級機に準じた性能となっています。D7000が上回っているのは、シャッター部分やボディ自体のつくりが目立つ点です。D7000にはボディ上面に液晶パネルが設置されているなど、しっかりと上級機としての作り込がされています。 逆に、K-30は新しいだけに、動画関係の性能がより高くなっています。また、オートフォーカスユニットも新規設計のものが搭載されており、ペンタックスの従来機と比較すると、位相差方式のオートフォーカス精度が高められています。また、ボディサイズもK-30の方が一回り小さくなっています。 発売直後ということで、実売価格ではほぼ同等となっていますが、ある程度落ち着いた段階では、K-30の方が求めやすくなるものと思われます。また、K-30はカラーバリエーションの対象となっていますので、その点もポイントになると思います。 【追記】 ペンタックス K-30 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 ※ニコンD7000の重さを690g(本体のみ)で比較していました。CIPA基準(電池、カード含む)では、D7000は780gとなりますので、K-30よりも130g重くなります。誤記を訂正するとともに、ご指摘いただきました方に感謝申し上げます。(7月1日) |
![]() ペンタックス K-30 |
![]() ニコン D7000 |
独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1628万画素CMOS | 有効1620万画素CMOS | どちらも十分な描写力。 | ほぼ同等 |
高感度特性 | ISO100-12800(拡張25600) | ISO100-6400(拡張25600) | 標準で設定できるISO感度はややK-30の方が高いものの、ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
連写性能 | 6コマ/秒 連続撮影RAWで8コマ |
6コマ/秒 連続撮影RAWで12コマ |
連写速度はほぼ同等だが、連続撮影枚数はD7000の方が上回る。 | D7000が良 |
ファインダー | ペンタプリズム 視野率100%、倍率0.92 |
ペンタプリズム 視野率100%、倍率0.94 |
どちらもペンタプリズムであり、視野率、倍率ともほぼ同等。 | ほぼ同等 |
シャッター | 1/6000-30秒 | 1/8000-30秒 | D7000の方が高速シャッターに対応。フラッシュ同調スピードはK-30の1/180秒に対し、D7000は1/250秒。 | D7000が良 |
レンズ マウント |
PENTAX KA | ニコンF | − | − |
液晶モニタ | 3型92万ドット | 3型92万ドット | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
動画性能 | 1920X1080 30p | 1920X1080 24p | K-30はフルHDで30fpsに対応。 | ややK-30が良 |
付加機能 | 防塵防滴 ダスト除去機能 |
防塵防滴 ダスト除去機能 |
ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
サイズ | 128.5×96.5×71.5 mm | 132x105x77 mm | ややK-30の方が小さい。 | ややK-30が良 |
重さ | 650g | 780g | ややK-30の方が軽い。 | ややK-30が良 |
価格 | オープン(7万円前後) | オープン(7万円前後) | K-30発売直後であり、ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
※K-30の連続撮影枚数は、当初「RAWで7枚(実測値)」と記載しておりましたが、メーカー条件
(SDメモリーカード UHS-I, class10 )では8枚となっていますので、訂正させていただきました。
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |