比較 シグマ DP2 Merrill VS シグマ DP2xシグマの標準レンズ搭載コンパクトカメラです。DP2初代機が登場したのが2009年4月で、翌2010年3月にDP2sが、最終モデルとなったDP2xは2011年5月に発売されました。DP2リリース時の実売価格は概ね7万円前後でしたので、DP2 Merrillはやや高めの価格(DP1登場時と同等)となっています。両機種を比較すると、イメージセンサーの違いが一番のポイントとなります。サイズが一回り大きくなってAPS-Cクラスとなるとともに、画素数も3倍に増えています。サンプル画像を見ると、APS-Cサイズのカメラの中でもトップレベルの解像力を示しています。イメージセンサー以外にも、連写性能や液晶パネルの大型化など、Merrillではカメラとしての基本性能が全面的に強化されています。 なお、Merrillで気になる点としては、バッテリー性能が97枚にとどまることと、内蔵ストロボがなくなった点です。カメラとしての使い方を考えると、優先順位は高くないかもしれませんが、使い方によっては注意が必要です。 【追記】 シグマ DP2 Merrill の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
![]() シグマ DP2 Merrill |
![]() シグマ DP2x |
独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1475万画素(4704x3136x3層) 23.5mm×15.7mmCMOS |
有効468万画素(2688x1792x3層) 20.7mm×13.8mmCMOS |
サイズ、画素数ともMerrillの方が良い。 | DP2Merrillが良 |
高感度特性 | ISO100-6400 | ISO100-800 (RAW撮影時はISO3200まで) |
設定できるISO感度を含め、Merrillの方が良い。 | DP2Merrilが良 |
レンズ | 30mm F2.8 (35mm換算 45mm) |
24.2mm F2.8 (35mm換算 41mm) |
イメージセンサーのサイズが異なるが、画角はほぼ同じ。 | DP2Merrilが良 |
連写性能 | 4コマ/秒 (RAWで7コマ撮影可能) |
対応 (RAWで3コマ撮影可能) |
連写速度、連続撮影可能枚数ともMerrillの方が良。 | DP2Merrilが良 |
ファインダー | − (EVF非対応) |
− (EVF非対応) |
どちらもEVFには非対応。 | ほぼ同等 |
シャッター | 1/2000-30秒 | 1/2000-15秒 | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
バッテリー | BP-41 97枚 |
BP-31 250枚 |
DP2xの方が良い。Merrillには予備バッテリーが付属する(計2個)。 | DP2xが良 |
インター フェース |
USB、ビデオ出力、 オーディオ出力(モノラル) |
USB、ビデオ出力、 オーディオ出力(モノラル) |
ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
液晶モニタ | 3型92万ドット | 2.5型23万ドット | Merrillの方が大型で高精細。 | DP2Merrilが良 |
動画性能 | 640 X 480 | 320 X 240 | MerrillはVGAに対応。 | DP2Merrilが良 |
付加機能 | - | ストロボ内蔵 | DP2xはストロボを内蔵。 | DP2xが良 |
サイズ | 121.5 x 66.7 x 59.2mm | 113.3mm X 59.5mm X 56.1mm | DP2xの方が小さい。 | DP2xが良 |
重さ | 355g | 260g | DP2xの方が軽い。 | DP2xが良 |
価格 | オープン(9万円台) | オープン(3万円台) | DP2Merrillは新しいため、価格差は大きい。 | DP2xが良 |
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |