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特集 パナソニック LUMIX DMC-FZ200
3.パナソニック LUMIX DMC-FZ200の外観をみる |
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パナソニック LUMIX DMC-FZ200
by Inaba Kunio
驚異の「F2.8通し24倍ズーム」搭載機
評価:5.0
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パナソニック LUMIX DMC-FZ200を開封するDMC-FZ200は、DMC-LX7と同じ8月23日に発売開始されました。2011年9月に発売となったDMC-FZ150の後継機となりますが、カメラとしての中身は大きく進化しています。とくに、広角端から望遠端までF2.8通しズームの搭載と、131万ドット高精細電子ビューファインダーの搭載は、カメラがクラスアップされたことを示しています。DMC-FZ200の実売価格は5万円台前半でスタートを切りました。DMC-FZ150の発売時点の実売価格は5万円弱でしたので、やや値段が上昇していますが、カメラの進化内容を考えれば「予想よりも安価」と言えるかもしれません。
濃紺を基調とした縦長の箱は、DMC-FZ150を踏襲しています。
蓋を開けると、ボディ本体や取扱説明書、フード類が見えます。ボディの下にはストラップやケーブル類が入っていました。
DMC-FZ200の付属品。左上より取扱説明書、CD-ROM、レンズキャップVYQ5607、レンズキャップひも、バッテリーチャージャーDE-A79A、バッテリーパックDMW-BLC12、USB接続ケーブルK1HY08YY0025、ショルダーストラップVFC4453、レンズフードVYQ7878。取扱説明書は簡易版で、詳細版はCD-ROMの中に入っています。これは最近の傾向ですが、使い勝手を考えれば印刷した冊子の同梱が望ましいと思います。 LUMIX DMC-FZ200の付属品をチェック
バッテリーチャージャーDE-A79A。DMC-GH2で使われているものと共通。バッテリーパックDMW-BLJ12の充電には、約140分かかります。
コンセント接続部は、回転させて格納することができる仕組みとなっています。コンセント側にスペースは必要ですが、可搬性の点でメリットとなります。
バッテリーパックDMW-BLC12。容量は1200mAhで、静止画であれば最大で約540枚の撮影が可能です。動画撮影であれば、AVCHDで最大約160分、MP4では約200分の撮影ができます。
付属するレンズキャップ。脱着用のつまみ部分が内側にあるタイプのため、フード装着時でも脱着は容易です。
レンズキャップの裏側です。ふち部分に見える2つの穴は、レンズキャップ用ひもを取り付けるためのものです。
USB接続ケーブルK1HY08YY0025。パソコンやプリンターとの接続に使用します。
ショルダーストラップVFC4453。合成皮革製で、ややチープな感じもします。
付属するレンズフード。花形で内側には反射を抑制する溝が切ってあります。DMC-FZ200では、レンズ先端にフードを装着するため、ズーム全域で効果が期待できます。なお、装着はバヨネット方式です。 LUMIX DMC-FZ200の本体をチェック
ボディ前面。横幅はDMC-FZ150とほぼ同じですが、レンズが大型になったため、高さが5mm程度高くなっています。デザイン自体は前機種を踏襲しています。
ボディ液晶面側。ボタン類は場所の入れ替えはありますが、ほぼ全機種と同じです。新たにFnボタンが追加されています。なお、電子ビューファインダーの高精細化に伴い、接眼部のまわりが大きくなっています。
ボディ上面。レンズの大型化に伴い、沈胴時のレンズ長も長くなっています。
ボディ右側面。こちら側には外部接続端子が配置されています。
外部接続端子。上がHDMIミニ端子で、下がAV OUT/DIGITAL端子です。
ボディ左側面。グリップ部には、マイク/リモート端子が配置されています。
MIC/REMOTE端子。シャッターリモコンDMW-RSL1やステレオマイクDMW-MS1を装着できます。
ボディ底面。レンズとの干渉を避けるため、三脚用の穴はレンズ光軸からシフトされています。カメラ本体は日本製。
レンズ鏡胴部左側。サイドレバーは、初期設定ではズーム操作となっていますが、セットアップメニューでの設定によりマニュアルフォーカス時のピント操作に変えることもできます。右側上段はフォーカス切換スイッチ。中央のマクロモードに設定すると、広角側でレンズ前1cmまでの接写が可能となります。その下のFOCUSボタンは、AF時にはフォーカスエリアの選択に、MF時には一時的にオートフォーカス動作をさせるためのボタンとして機能します。
内蔵ストロボのポップアップレバー。DMC-FZ150では背面側にあったものを、ここに移設されています。レバーは機械式のため、電源が入っていない状態でもポップアップさせることができます。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。フラッシュは最大で13.5mまで照射可能となっています。
電子ビューファインダーの視度調整ダイヤル。その左にあるボタンは、電子ビューファインダーと液晶モニターの表示を切り換えるもの。切換は手動式で、電源を切っても保持されます。
ボディ上面のアクセサリーシューとステレオマイク。アクセサリーシューには専用フラッシュライトDMW-FL220の他に、市販の外部フラッシュも使用可能(一部機能が制限される場合もあります)。
軍艦部右側のメイン操作部。モードダイヤルの記載が整理されるとともに、電源スイッチもモードダイヤルの同軸に移されています。また、Fnボタンが新設されています。
レンズ鏡胴には「NANO SURFACE COATING」と記載されていますが、これはレンズに施されているナノサーフェイスコーティングを示しており、従来のコーティングと比べ、表面での反射を抑えることで、ゴーストやフレアを大幅に低減するとのことです。その横のランプは、セルフタイマーランプとAF補助光を兼ねるもの。
カメラ本体の「顔」の部分にはLUMIXのロゴが刻印されています。
ライカLEICAのLロゴが貼付されています。
レンズ正面には、レンズ銘と基本仕様が印字されています。VARIOとはズームレンズを意味し、ELMARITはF値が2.8のレンズであることを示すものです。
親指部分のコントロール部は、DMC-FZ150を踏襲していますが、Fnボタンが増設されています。右上の後ろダイヤルは、回転だけでなく押すことでスイッチとしても機能します。
カメラ底面のバッテリー室カバーを開けた状態。挿入方向のガイダンスがプラスティック部分に刻印されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が前側となります。
液晶パネルの表示は、情報表示部分を重ねることで、できるだけ画像を大きくするモードと、情報部分を外だしするモードの切り替えが可能です。写真は、できるだけ画像を大きく表示させるモードです。
情報を外だしするモード。画面上部の表示は変わりませんが、下部の情報表示部分が画像と重ならなくなります
写真は電源をオフにした状態です。レンズは沈胴しています。
電源をオンにするとレンズが伸長します。写真は広角端の状態です。
レンズは望遠端の時に最長となります。なお、ズーム位置を記憶させることも可能で、その場合には電源を切った時の状態がメモリーされます。
広角端でフードを装着した状態。フードはレンズ先端のバヨネット部を使って装着します。
液晶モニターは2軸で可動します。視野角の広い液晶パネルが採用されています。 |