LUMIX DMC-FZ200 | Panasonic | |
【一口コラム】 F2.8通しの24倍ズーム機7月18日、パナソニックUSAは、LUMIX DMC-G5やDMC-LX7とともに、DMC-FZ200を発表した。G5やLX7とは異なり、外見的なデザインは前機種であるDMC-FZ150を踏襲しているが、内部の進化は一番大きいかもしれない。DMC-FZ200の主な仕様は、
DMC-FZ200(左側)とFZ150(右側)。両機種とも標準で花形フードが付属する。
レンズエプロン部など細かい違いはあるが、基本的なデザインは踏襲している。 DMC-FZ200(左側)とFZ150(右側)。FZ200では高さが5mm程高い。
背面のボタン類は、一部機能の入れ替えはあるものの基本的には同じ。 DMC-FZ200(左側)とFZ150(右側)。ボディ上面レイアウトもほぼ同じ。
沈胴時には奥行きが15mmほど厚くなった。大口径化に伴うものだろう。 前機種となるDMC-FZ150と比較すると、次のとおりである。 【DMC-FZ200とDMC-FZ150の比較】
※DMC-FZ150のセンサーをCCDと誤記しておりました。お詫びし訂正させていただくとともに、ご指摘くださいました方に感謝申し上げます。 FZ150と比較すると、明らかに違うのがレンズの明るさである。FZ150ではカバーする焦点距離は同じものの、望遠端での開放F値はF5.2であった。もちろん、これだけの望遠ズームであれば、F5.2でも比較的明るいレンズであるが、FZ200では一気にF2.8へと大口径化された。今回、本体重量が455gから588gへと重くなっているが、その大きな要因はレンズの進化によるものだろう。 EDレンズを3枚、非球面レンズを5枚使った11群14枚構成のレンズ。
使用されている非球面レンズの金型は、パナソニック山形工場で製造。 (Panasonic USAホームページより) また、もう一つ注目すべきは、EVFが20万ドットから131万ドットへと高精細化された点である。いわゆるネオ一眼では、EVFを活用した撮影が多くなるだけに、この点は使い勝手を大きく向上させてくれる。FZ150を評価した時にも、やはりEVFの画素数がやや見劣りしていた点が気になっていただけに、きちんと改良が加えられた点には好感を抱く。 同じ皮をかぶっているものの、内部が一新された新しいFZ200。実機でのテストが楽しみである。 (7月19日 記) DMC-LX7とともに、DMC-FZ200が日本国内でも発表された。発売は8月23日の予定で、DMC-FZ200の店頭予想価格は6万5千円とのこと。いわゆるネオ一眼としてはやや高めの価格帯ではあるが、DMC-FZ150が昨年9月に登場した時の実売価格が5万円前後だったことを考えると、レンズと電子ビューファインダーの進化相当分1万5千円というのも妥当かもしれない。 (7月25日 記) DMC-LX7とともに発売日が1週間遅れ、8月30日となったとのこと。予約をされていた方は注意してほしい。 (8月20日 記) 再度の訂正です。メーカーに確認したところ、予定通り23日発売開始とのことでした。お詫びして訂正いたします。 (8月21日 記) |
【厳選レビュー記事】◎デジカメWatch 【新製品レビュー】パナソニックLUMIX DMC-FZ2002012年10月15日 吉森信哉
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◎デジカメWatch パナソニック、24倍ズーム全域でF2.8の「DMC-FZ200」など海外発表2012年 7月19日 編集部
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【パナソニック LUMIX DMC-LX7基本仕様】
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