【一口コラム】 描写性能が向上した超小型コンパクト
ニコンからコンパクトカメラ2機種の発表がされました。1つは超小型サイズCOOLPIX S02で、もう1つは多機能タイプの高級コンパクトCOOLPIX P7800です。各々、COOLPIX S01、COOLPIX P7700の後継機種となります。
COOLPIX S01は2012年9月に登場しましたが、ニコンのCOOLPIXシリーズの中で最小・最軽量モデルでした。そのため他の機種と比べると、記録は内蔵メモリーのみでバッテリーも固定式、1/2.9型CCDイメージセンサー、2.5型液晶モニターなど、一歩引いた仕様となっていました。それでも、手の中に包み込めるサイズは、他にはない魅力だったと思います。
今回登場したCOOLPIX S02は、S01と比べ次のような特徴をもっています。
- イメージセンサーは有効1034万画素1/2.9型CCDから、有効1317万画素1/1.31型CMOSセンサーに換装。
- レンズは同じですが、イメージセンサーのサイズが変わったことで、30-90mm相当F3.3-5.9の光学3倍ズームを搭載。
- 液晶モニターは2.5型から2.7型へと一回り大型化。画素数は23万ドットで同じ。いずれもタッチ対応です。
- USB端子、AV OUTに加え、新たにHDMI端子を搭載。
- フルHD(30p)の動画撮影に対応。S01ではHDまででした。
- ボディサイズはほぼ同じで、77.1mm x 51.3mm x 17.5mm。重さも100gと、ほぼ同じ。
COOLPIX S02(左側)とCOOLPIX S01(右側)。ボディのデザインはやや四角形に変わっています。S02のボディカラーは、ミラーシルバー、ホワイト、ピンクの3色ですが、S01では加えてブラックとレッドが用意されていました。
COOLPIX S02(左側)とCOOLPIX S01(右側)。レンズは同じものが搭載されています。
COOLPIX S02(左側)とCOOLPIX S01(右側)。液晶モニターは2.5型から2.7型へと一回り大型化されました。基本的な操作は、液晶モニターのタッチパネルを活用したものとなります。
COOLPIX S02の発売は9月19日の予定で、すでに販売店での予約も受け付け始めています。スタート時点での実売価格は18000円前後のようです。COOLPIX
S01登場時の価格は1万6千円前後でしたので、ほぼ同等レベルと言えそうです。現在、S01の実売価格は8千円前後にまで落ちていますので、なかなか難しい選択かもしれません。
( by Inaba Kunio)
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