独断 素晴らしい! ポイント ◎群を抜いて小型軽量なボディ ◎PENシリーズ初のチルト式液晶モニターの搭載 ◎高速化されたオートフォーカスと35点の測距ポイント ◎フルHDでの動画撮影機能に対応 ◎外付電子ビューファインダーに対応 ◎ISO12800まで設定可能な高感度性能 (ISO1600までは十分実用レベル) ◎PENシリーズ最高の5.5コマ/秒連写性能 |
独断 もう一息! ポイント ●小型軽量を優先したため、標準では電子ビューファインダーを搭載していない ●液晶パネルが16:9のため、一般的な4:3画像を表示すると小さく表示される ●標準で付属するものの、内蔵フラッシュが外付化 ●電子ビューファインダーはアクセサリーシューに装着するため、フラッシュと同時使用できない ●最新のAPS-Cセンサー搭載カメラと比べると、高感度性能がやや劣る |
独断 デジカメ対決! どっちが良い? ☆ vs オリンパス PEN E-P3 ☆ vs ニコン 1 J1 |
【一口コラム】 オリンパス PEN Lite E-PL3 新世代小型PEN 第三世代PENの2番手として発売されたのがE-PL3だ。先に発売されたE-P3や、今後登場予定のE-PM1と同様、使い勝手が大幅に向上している。 まずはオートフォーカスが格段に高速化しており、コントラスト方式オートフォーカス特有の迷いが解消されている点である。また、高感度特性が向上しているとともに、フルHDの動画撮影が可能になっている点も、メリットを感じる人は少なくないだろう。 現在、マイクロフォーサーズ対応のデジタルカメラは、オリンパスとパナソニックが販売している。両社の一番の違いは、オリンパスは手振れ補正機能をカメラ本体側で実現しているのに対し、パナソニックはレンズ側で対応している点である。その分、パナソニックのカメラの方が若干小ぶりであった。PENシリーズもE-PL3やE-PM1の登場により、ボディサイズがほぼ同等レベルに追い付いたと言えるだろう。 E-PL3と、先に発売されたE-P3との違いであるが、イメージセンサーをはじめとする画像処理部分は基本的に共通しており、ボディサイズや液晶モニター等、実装されている機能の差となっている。 まず液晶モニターについてであるが、E-P3には3インチ61万ドットのタッチタイプ対応液晶が搭載されているのに対し、E-PL3は3インチ46万ドットでタッチタイプには対応していない。その代り、上下方法のみではあるがチルト化されている。 機能上のもう一つの大きな違いは、E-P3に内蔵していたフラッシュがボディからはずされ、外付フラッシュFL-LM1が標準で同梱されるようになった点である。外付フラッシュはアクセサリーシューを使用するため、EVFと同時に使えない点がマイナスではあるが、ボディのコンパクト化に一役買っている。 さて、ボディサイズについてだが、E-P3と比べて高さが11.5mm、幅が5.4mm小さくなっているものの、厚さが34.3mmから37.3mmへと3mmほど厚くなっている。これは、液晶モニターがチルト化されたためである。そして全体としての重さは、321gから265gへと56g軽量化された。 ソニーのNEXシリーズやペンタックスのQなど、レンズ交換式ミラーレスカメラの市場も急速に充実されてきている。機械稼働部分の撤去によるコスト削減やボディの小型化は、メーカーとユーザーの両方にメリットをもたらすものであり、今後もさらに広がっていくだろう。E-PL3は、こうしたマイクロフォーサーズのメリットを十分に生かしたカメラに仕上がっている。 |
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◎デジカメWatch 【新製品レビュー】OLYMPUS PEN Lite E-PL3
◎ITmedia 携帯性と利便性に優れた小型軽量ミラーレス――オリンパス「E-PL3」
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【基本仕様】
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